「自宅をレンタルスペースにして稼ぐことって可能?やるのに許可とか必要?日中いない時間に貸すから注意することがあったら全て知りたい。」
そんな疑問にお答えします。
結論から言うと「自宅をレンタルスペースにして稼ぐことは可能」です。
レンタルスペース可能な物件ってなかなか見つからないので、手っ取り早く自宅をレンタルスペースにして稼ぐというのは全然アリな方法です。
この記事を書いている僕は、現在5つのジャンルのレンタルスペースを運営しています。
なので、自宅をレンタルスペースにした場合のおすすめの稼ぎ方が紹介できると思い記事にしてみました。
ただ、自宅をレンタルスペースにするには注意点も色々あるので、それについても解説します。
自宅をレンタルスペースにして稼ぐ方法
レンタルスペースの開業には許可がいりません。
なので、自己所有している、または誰も住んでいない自宅があるのであればすぐに始めることができます。
ただ「自宅のレンタルスペースなんて一体どんな需要があるの?」と思う方も多いはずです。
そこでまずは自宅のレンタルスペースの需要について解説していきます。
自宅のレンタルスペースの需要
下記の通りです。
- 撮影スペース
- パーティースペース
- キッチンスペース
- 会議スペース
- 一時荷物置きスペース
それぞれどういった需要や用途があるのか深掘りしていきます。
撮影スペースとしての需要
自宅が撮影スペース?と疑問に思うかもしれませんが、生活感のある自然な雰囲気で撮りたいというケースも多々あります。
部屋以外にもお庭のスペースも需要はありますし、部屋の大きさなんかも小さくても需要があったりします。
どんな撮影があるかと言うと、ドラマ、映画、CM、ミュージックビデオ、ポートレート撮影などです。
利用者としては、テレビ局や映画会社ももちろんあったりしますが、それ以上に多いのがフリーで活動している人達の利用です。
自主制作映画の撮影をしていたり、ミュージックビデオの撮影を手がける人、フリーのカメラマン、自己プロデュースしているモデルやタレント、歌手、役者といった人ですね。
今は、Youtubeやニコニコ動画、Instagramなど、テレビ以外に作品を発信できるところが増えてきました。
また、撮影機材も安く手に入るようになっているので、撮影スペースではそういったフリーランスの人の利用がかなり増えています。
撮影スペースはありのままの状態でスペース貸しができるし、飲食などがないのでトラブルも少なめなのでおすすめです。
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パーティースペースとしての需要
リビングが広い自宅であれば、パーティースペースとして需要があります。
ママ会、女子会、誕生日会、飲み会などですね。
そうした会では、
「貸切で利用したいけどお店だと予算的に難しい」
「気軽に集まれる場所がいい」
「みんなが来るのに立地が便利な所がいい」
など、要望は様々あります。
そのため、世の中には色んなパーティスペースが存在します。
パーティスペースは「オシャレさ」と「使いやすさ」が人気になる秘訣です。
もちろん、自宅そのままのパーティースペースもあったりします。
ただ気になるのは、部屋の汚れだったり、騒ぎ声やゴミによる近隣からの苦情などです。
他ジャンルに比べてパーティスペースは予約は入りやすいですが、運営していくのに苦労がいるので理解しておきましょう。
キッチンスペース
キッチンが広くて使いやすい部屋であれば、キッチンスペースとしての需要が期待できます。
料理会、料理教室、料理の動画撮影など、キッチンも使えることをオープンにすると、撮影スペースやパーティスペースに+αの予約を呼び込むことができます。
会議スペース
ホワイトボード、複数人が座れるテーブル、椅子の用意があれば会議スペースとしての需要もあります。
リモートワークで会社に行かない仕事スタイルが広がっていること、カフェなどは仕切りがあって複数人が一緒に座れないこと、そうした流れで外出先で集まって打ち合わせをしたり、オンライン会議をする人が借りるケースは多いです。
一時荷物置きスペース
一時的な荷物置きスペースとして使われるケースもあります。
例えばロケ撮影時の利用です。荷物や衣装を置いておくスペースがないから一時的に借りたいということがあったりします。
頻繁に利用はないかもしれませんが、レンタルスペースとして貸し出せば、いろんな用途で使ってくれるチャンスが転がっています。
自宅をレンタルスペースにする際の注意点
自宅をレンタルスペースにするなら、下記のことに注意してください。
- 管理規約や契約に違反していないか
- 近隣への配慮。苦情に注意。
- 寝具の提供は不可。
- 鍵や防犯カメラについて。
- 予約スケジュールの管理
- コロナなど感染対策
管理規約や契約に違反していないか
レンタルスペースには行政の許可はいりませんが、居住用マンションの場合は、転貸禁止や住む以外の用途が制限されていることもあります。
自分の所有マンションだから大丈夫でしょ!と思っていても、レンタルスペースとして貸し出すことができないことも多いです。
建物の「管理規約」または「契約」に違反していないか事前確認が必要です。
近隣への配慮をすること。苦情に注意。
レンタルスペースの利用者はいろんな人がいます。
誰かれ構わず利用を許可すると、騒音や建物内にゴミを放置したりなど、マナーの問題で苦情が来てしまうこともあります。
利用人数や利用規約などを決めること。また近隣の住民へ事前説明しておくことをおすすめします。
寝具の提供は不可
レンタルスペースでは寝具の提供は禁止です。寝具の提供には旅館業の許可が必要だからです。
知らなかった場合でも、旅行業法違反となってしまう可能性があります。
これはポータルサイトの掲載写真も注意です。
スペースマーケットやインスタベースといったレンタルスペースのポータルサイトでは寝具の写真は掲載できないことになっています。注意しましょう。
鍵の管理や防犯について
レンタルスペースでの鍵の管理は、キーボックスに入れる、ポストに入れる、対面で受け渡しをする、スマートロックを利用する、といった方法があります。
レンタルスペースで多いのは、キーボックスかポストに鍵を入れておく方法です。
ただ滅多に起こることではないですが、鍵の盗難や紛失が起こることも。
もし鍵を盗まれた、紛失したという場合には、鍵の交換は絶対行ってください。
また、鍵の盗難や紛失が怖い場合には、遠隔操作もできるスマートロックを使うことをおすすめします。
僕のスペースでは「Qrio」というスマートロックを使ってます。おすすめです。
あと、監視カメラはつけたほうが良いです。
常に監視できるという安心もありますが、何か事件や事故があったときの証拠になるからです。
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予約スケジュールの管理
自宅をレンタルスペースにするとなると、自宅にいない時間にしか貸すことができません。
また自宅を自分以外と住んでいる場合は尚更で、家で用事がある時間に予約が入ったりしたらトラブルになります。
スペースマーケットやインスタベースといったポータルサイトでは、予約不可の日時を決められるので必ず設定しておきましょう。
コロナなど感染対策
レンタルスペースでは不特定多数の人が出入りすることになります。
コロナなどの感染対策もスペース内に必要です。
利用前に体温チェックを必ず行ってもらう、消毒液の設置、空気清浄機の設置、そうじや換気なども利用前、利用後に念入りにしておく必要もあるでしょう。
まとめ
今回の内容をまとめます。
レンタルスペースには許可等は要らないので、自宅をレンタルスペースにして稼ぐことはすぐにでも可能です。
具体的には下記のような用途での需要があります。
- 撮影スペース
- パーティースペース
- キッチンスペース
- 会議スペース
- 一時荷物置きスペース
ですが、住んでいる場所によっては禁止されていたり、住む場所を貸すわけになるのでコロナ対策などもしっかり考えてから行動に移してください。
それでは今回は以上です。
レンタルスペースの始め方については下記の記事も参考にしてください。
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