【売上公開】撮影スタジオ経営って儲かるの？【稼ぎ方や注意点も解説】

今回はそんな疑問にお答えします。

最近では、撮影スタジオ＝儲かるというイメージがわりとあるみたいで、撮影スタジオを開業しようと思ってる人が多いようですね。

この記事を書いている僕も、撮影スタジオ兼レンタルスペースを4つ運営していまして、運営歴は2年になります。

そこで本記事では、僕が経験したことも踏まえて、「撮影スタジオ経営は実際に儲かるのか？」、「どうやったら稼げるのか？」について解説します。

また、撮影スタジオ経営するにあたっての注意点もまとめてみたので、是非参考してください。

実際に僕が運営している撮影スタジオの売上も公開しますよ。

それでは参ります。

 

【売上公開】撮影スタジオ経営って儲かるの？

結論から言うと、儲かります。

理由は3つ。

・レンタルスペースのジャンルの中でも単価が高い

・撮影需要が増えている

・競合が少ない

からです。

撮影スタジオは、レンタルスペースのジャンルの中でも比較的単価が高めで運営できます。

例えば、パーティスペースが1時間1000円、会議室が1時間500円といった単価なのに対して、撮影スタジオになると1時間2000円〜といった単価でも予約が入ります。

なぜ、単価が高くても予約が入るのかというと、まず１つ目に撮影したい人が増えているからです。

少し前までの撮影スタジオと言うと、テレビの撮影、雑誌の撮影、HPなどのメディア撮影といった企業案件がほとんどでした。

しかし今では、誰でも簡単に個人でメディアを持てるようになったので、個人利用、趣味での利用が多くなっています。

自分の作品を撮って、Youtube、ニコニコ動画、Instagram、Tiktokなどに投稿する人が本当に多いんですよね。

それに、撮影スタジオの場合は内装や小物なども大事なので、雰囲気にあったスタジオで撮りたいという人が予約するので、単価が高くても予約が入るケースがけっこう多いです。

さらに言うと、需要が多いのに対して撮影スタジオ自体がまだ少ないという点も儲かる理由と言えます。

ここで、僕が運営している撮影スタジオ４つの売上を公開しますね。

 

ハウススタジオの売上

住居用のビルの1室をDIYして撮影スタジオにしました。

室内は広さ40㎡ほどで、間取りは2DK、2部屋を違うテイストの内装にしたので、一度に２つのシチュエーションでの撮影が可能なスタジオにしました。

またここは屋上も使えるので、BBQでも使えるスペースとしても開放。春から夏にかけては撮影利用とBBQ利用のダブルコンボで売上が伸びています。

 

 

屋上スタジオの売上

屋上そのままの状態で貸しているので設備投資はほとんどしていません。

春〜秋にかけて撮影利用が多く、特に7月〜10月くらいが繁忙期になります。反対に冬は利用者が減ります。

利用用途はMV撮影が多いですね。

屋上が使える撮影スタジオは限られているので単価が高めでも予約が入ってきます。

 

廃墟スタジオの売上

スケルトンスペースをそのまま撮影スタジオとして貸し出しています。

更衣室、テーブル、椅子、ハンガーラック、荷物棚、パーテーションなどをスタジオ内に設置したので、新たな部屋の増設工事などもしていません。

通年予約は入ってきていて売上は安定しています。

MV撮影やコスプレ撮影の用途が多いです。

 

居酒屋スタジオの売上

実際に営業している居酒屋の定休日(日曜)だけを撮影スタジオとして貸し出しています。

僕が集客をして、居酒屋のオーナーに売上の成果報酬を払う仕組みにしているので、固定の家賃もかからず、赤字になることがありません。

日曜のみの営業ですが、月1〜3件くらいの予約は入ってきています。

 

撮影スタジオ経営って素人でもできるの？

結論から言うと、できます！

というのも、私も全くの素人から撮影スタジオを始めたからです。

撮影スタジオというと、知識やセンスがないと始められない、という漠然なハードルがあるかと思いきや、実際にはそんなことはありません。

ちなみに、僕にデザインやインテリアのセンスがあったわけでもありません。

ただ、たまたま成功しただけというわけでもありません。

なぜ始められたのかというと、念密にリサーチしたからです。

それは、実際に儲かっている撮影スタジオのリサーチです。

儲かっている撮影スタジオは、スペースマーケットやインスタベースの予約状況を見れば分かります。

そこで、予約が埋まっている撮影スタジオをブックマークしておいて、自分の物件の間取りと一番近いところを真似しましょう。

家賃が高額だったり、立地が極端に悪い場所でなければ、赤字になる可能性はかなり低いです。

ただ注意点として、真似する場合には、競合エリアのスタジオは真似しないようにしてください。

お互いお客さんを取り合ってしまい売上は伸びづらいです。また真似したスタジオの損害にも繋がってしまいます。

エリアで競合しないところを参考にするようにしてください。

参考

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撮影スタジオ経営の稼ぎ方

撮影スタジオ経営が儲かる理由は、時間単価が高いだけではありません。

撮影スタジオならではの稼ぎ方が3つあるので紹介します。

 

① 営業時間を広く設定する

撮影スタジオは近隣クレームを受けづらいので、営業時間を広く設定することができます。

ちなみに、僕が運営しているスタジオの１つは、24時間営業していまして、早朝や深夜にもたまに予約が入ったりしています。

営業時間を広く設定して稼ぐことができます。

 

② レンタル品で稼ぐ

撮影には様々な機材や備品が必要です。

カメラ、照明、三脚、背景布、背景紙、女優ミラー、センチュリースタンド、レフ板など。

これらをオプションでレンタル品にすることで、時間料金以外の収益が得られます。

または上記の機材を無料で使える代わりに、時間単価を高くすることもできます。

最初から全部揃える必要はないですが、利用者からの質問や口コミなどを参考に揃えていくと良いと思います。

 

③ 別用途で稼ぐ

撮影スタジオだけの用途ではなく、会議室やパーティースペースとしても利用できるようにします。

僕のスタジオでも会議室としての予約が入ったり、パーティーや打ち上げでの予約も入ったりしています。

ポータルサイト、SNSや自社HPで、撮影スタジオ以外の用途でも使える点もアピールしておくと良いですね。

 

撮影スタジオの開業費用はどれくらい？

ビルやマンションの1室を借りて開業するとなると、約100万円くらいはかかるでしょう。

物件取得費用：50〜70万円

内装・機材費用：20〜50万円

といったところでしょうか。

撮影スタジオOKの物件取得費用の相場は、家賃＋敷金2ヶ月＋礼金1ヶ月＋仲介手数料1ヶ月ほどです。

仮に、家賃10万円の物件だとしたら物件取得費用は、諸経費も含めたら50〜60万くらいになる計算ですね。

内装を作り込む場合には、業者さんや大工さんの費用が掛かります。一般的には20万円以上です。

もし、内装をDIYで頑張ったとしても、家具や備品、撮影機材にお金がかかります。

家具や備品で10〜20万円、撮影機材はライトユーザー向けの商品であれば10万〜20万くらいで購入可能です。

そうしたことを考えると、撮影スタジオの開業費用は約100万円は頭に入れておいたほうが良いでしょう。

他にも、自社HPを外注するとなると10万円以上はかかってくるのでそこも考えておいたほうがいいですね。

 

毎月の固定費はどれくらい？

撮影スタジオでかかる固定費は下記の通り。

• 家賃
• 水道光熱費
• ガス代
• 光回線(Wi-Fi)費用
• 清掃アルバイト費用
• 事業用保険

撮影スタジオとはいえ、トイレも使えばお湯を使う人もいます。

またネット環境が整っているのは当たり前の時代なので光回線も必要です。

他にも遠方の場所であれば清掃のアルバイトを雇う必要もあるし、高額な撮影機材がある場合には、壊された場合に備えて保険に入っておいたほうがリスクヘッジになります。

家賃＋3〜4万円くらいは固定費としてかかると思っておいたほうがいいでしょう。

 

撮影スタジオ経営での注意点

ほとんどの人は物件取得から始めると思うので、物件契約時の注意点からまとめてみました。

 

物件契約時の注意点

以下の通りです。

• 転貸可能物件か？
• 間取りや広さは？
• 立地は？
• 近隣環境は？

それぞれ解説します。

 

転貸可能物件か？

撮影スタジオとして賃貸OKの物件を借りてください。

事前申告なしで借りると、契約違反になり強制退去になってしまいます。

撮影スタジオOKの物件を探すには、不動産屋に聞いてみるのもそうですが、民泊物件などを扱っている不動産屋を当たってみましょう。

または、物件情報を配信しているレンタルスペースのコミュニティに入るという方法もおすすめです。

レンタルスペースの物件の探し方については、下記記事も参考にしてください。

レンタルスペースの物件の探し方５選【稼げる物件の見分け方も解説】

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立地は？

理想を言えばターミナル駅がおすすめですが、ターミナル駅が近隣にあって、最寄駅から徒歩5分以内くらいが理想です。

撮影スタジオも駅から近いほうが予約は入りやすいです。

 

間取りや広さは？

間取りや広さについては色々なスタジオがありますが、撮影者やゲストにとって理想の撮影スタジオは下記のようなところです。

・カメラから被写体までの距離が5m以上とれる

・自然光がたっぷり入る

・天井高が高い

・エレベーターがある

以上の点が揃っていると、撮影スタジオに向いている部屋になります。

物件選びの参考にしてください。

 

近隣環境は？

撮影利用では車をつけての搬出入があったりします。

また、大人数での利用だと騒ぎ声などで近隣からクレームが入ることもあります。

また、反対に近隣がうるさすぎて利用者からクレームが入ることもあります。

動画撮影の利用者もいるので、電車の音がうるさい、下の階の飲食店の音がうるさいといったことを言われるケースも実際にありました。

近隣環境はどうなのか契約前に調べておくと良いです。

 

スタジオ作りの注意点

スタジオ作りの注意点もいつくかあります。

 

最初からオリジナリティを出さない

撮影スタジオは、自分の感性やセンスで作らないことです。

特に撮影スタジオ初心者ならなおさらで、失敗する可能性が高いです。

まずは、人気の撮影スタジオをリサーチして真似することから始めてみてください。

オリジナリティを出すのは、運営をスタートして予約が安定して入ってきてから考えるようにしてください。

 

最初から機材を揃えない

撮影機材も最初から全部揃える必要はありません。

撮影機材も高いですし、せっかく買ったのに全然使われてないなんてこともあるので勿体無いです。

利用者から「〇〇ってありますか？」「△△ってレンタルしてますか？」と質問を多くもらう機材だったり、口コミレビューを参考にしながら、だんだんと撮影機材を揃えていきましょう。

 

完璧にこだわらない

撮影スタジオに完璧を求めすぎてはダメです。

撮影利用者は家具や備品のレイアウトを変えたりしますし、スタジオ内に装飾したりセットを作り込むこともあります。

撮影スタジオにこれが完成形というゴールはありません。

内装や家具の準備も70%くらい出来上がったらオープンするぐらいでちょうどいいです。

撮影機材同様に、利用者の声を聞きながらだんだんと揃えていくと良いです。

参考

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まとめ

今回は、撮影スタジオ経営についてまとめてみました。

撮影スタジオはハードルが高そうに見えますが、実際にはそうでもありません。

人気の撮影スタジオをリサーチして真似することから始めれば、素人・初心者でも撮影スタジオ開業は可能です。

また、撮影スタジオはパーティースペースと比べたらほとんど汚されないので、清掃や管理もラクなのも良い点です！

撮影スタジオは時間単価も高く、時間料金以外にも稼ぐやり方が多いので、レンタルスペースで稼ぎたいと考えている方は撮影スタジオ経営はおすすめです。

ぜひこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。

もし、何か撮影スタジオ経営について質問や相談がありましたら、お気軽に連絡してきてください。何でもお答えします！

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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