「レンタルスペースの鍵の受け渡しってどうしてる?手間がかからずトラブルもない方法が知りたいんだけど...」
そんな疑問にお答えします。
一般的に、レンタルスペースの鍵の受け渡しの方法は下記の6つです。
- 郵便ポストに入れる
- キーボックスをつける
- 電子錠にする
- スマートロックをつかう
- ファミリーマートの鍵預かりサービスをつかう
- 対面での受け渡し
ただ、それぞれのスペースによって鍵の受け渡しの方法は変えたほうがいいので、僕の経験をふまえた鍵の受け渡し方法についてまとめました。
この記事を読むことで、あなたのレンタルスペースに最適な鍵の受け渡し方が見つかるので参考にしてみてください。
① 郵便ポストに入れる
無人での鍵の受け渡しの中に、郵便ポストを利用する方法があります。
郵便ポストにあらかじめ鍵を入れておいて、利用者がポストから鍵を受け取る使い方です。
または玄関のドア付近のどこかや、植木鉢の下に隠すという方法も。
ただ危険な点は、誰でも取れてしまうので鍵の盗難の危険があります。
泥棒はポストを狙うこともあるし、ポスティングの業者の人に見つかる可能性も...
他の受け渡し方法と比べるとトラブルの危険性は高めなので、ポストに入れるという方法は、他に手段がない場合だけに採用したほうがいいです。
② キーボックスをつける
ドアノブに鍵付きのキーボックスをぶら下げて、その中に鍵を入れておくという方法です。
利用者はキーボックスの暗証番号を入力して鍵を取り出します。
ちなみに、ほとんどのレンタルスペースはこの方法を採用しています。
キーボックス自体も安いですし、開ける方法もアナログなので、鍵が開かないというトラブルはほぼゼロにできるからです。
それに、利用者にはキーボックスの暗証番号を教えておけば良いだけなので、鍵の案内もラクです。
鍵の受け渡し方法で迷ったら、この方法を選べば間違いないです。
③ 電子錠にする
新たに鍵を付け直さないといけないスペースだった場合には、電子錠にするという方法もあります。
キーボックスをつけられない、もしくはキーボックスを置くスペースがないなら電子錠がおすすめです。
ただ、モノ自体もお金がかかること、業者に頼む必要があるなど、費用面ではけっこうかかります。
またデジタル式なので、突然電池切れを起こして使えなくなってしまう危れもあります。
キーボックスをつけられない特別な事情がある場合以外はおすすめしない方法です。
④ スマートロックをつける
最近増えてきているのがスマートロックです。
僕も1つのレンタルスペースで採用しています。
スマートロックは鍵不要、暗証番号不要で、スマホ操作だけで鍵を開けることができます。
スマートロックにもいろいろな種類がありますが、僕のスペースの場合はQrioというスマートロックをつけています。
基本の方法は、ゲスト利用者にQrioのアプリをインストールしてもらい、そのアプリ上で解錠操作をしてもらうというやり方です。
また、Qrioは遠隔操作で鍵の開け閉めができます。
遠隔操作用のQrioのアダプタを別に購入する必要がありますが、ゲストの人が鍵の開け閉めを行うことなく、僕がスマホをポチっとするだけで遠隔で鍵を開け閉めすることが可能です。
ちなみに僕はこの方法で鍵の開け閉めをしていて、「ご利用5分前にリモート操作で鍵を開けます」と案内をしておいて、遠隔操作で鍵の開け閉めをしています。
スマートロックもデジタル式なので、電池切れなどのトラブルが起きる可能性は0%ではありませんが、Qrioのスマートロックを採用して6ヶ月間今のところトラブルゼロで運営できています。
スマートロックは最先端のイメージをもたせることもできるので、スペースによっては採用するメリットがあるところもあるでしょう。
ちなみに僕が使っている「Qrio」は、NURO光のオプションで700円/月で利用しています。
まだネット回線について決まってないスペースで、かつスマートロックを使ってみたいというならNURO光をおすすめします。
⑤ ファミリーマートの鍵預かりサービスをつかう
ファミリーマートでは鍵預かりサービスに対応している店舗があります。
鍵預かりサービスとは、ファミリーマート店内にキーボックスが設置してあり、利用者はキーボックスに暗証番号を入力して鍵を取り出すことができます。
利用後は再度、店内のキーボックスを開けて返却するという流れになります。
ただ、この方法は費用が掛かってきます。
1回あたり数百円〜という都度課金のプラン、または利用し放題のプランがあります。
運営しているレンタルスペースの稼働状況に合わせてプランを考えると良いです。
キーボックスの設置が出来ないスペースの場合などには、検討してみる価値があるかもしれません。
⑥ 対面で渡す
手間はかかりますが、トラブルをなくすのには確実な方法はこれです。
家から近い、もしくは住んでいたり職場を貸す場合なんかは、対面で渡す方法が良いと思います。
僕もこの方法を採用しているスペースが2つ(屋上スタジオと廃墟スタジオ)あります。
なぜ対面にしているのかと言うと、スペース自体が広く利用者の人数が多いので、他のテナントに迷惑がかからないようにスタッフを常に配置して運営しているからです。
なので、利用者が来る前にスタッフに鍵開けをさせています。
また商業ビルなんかの場合には、1F入口の共用部の鍵も開ける必要があったりします。
その場合には他のテナントから苦情が来るかもしれないですし、防犯という意味でも対面で渡す方法を採用しましょう。
ただ、家から遠い場合はかなり大変になるので、他の方法にしたほうが良いです。
鍵の受け渡しのトラブル、こんな事があります。
レンタルスペース運営の中で、一番トラブルや問い合わせが多いものは、実は「鍵の受け渡し」についてだったりします。
どんなトラブルや問い合わせが多いか確認していきましょう。
鍵が見つかりません...
鍵が見つからないトラブルで、考えられる原因は、
- 前の利用者が鍵を持って帰ってしまった
- 盗難にあった
- 返却時に少しずれた場所に戻してしまった
です。
この中で多いのは、
「前の利用者が鍵を持って帰ってしまった」
「返却時に少しずれた場所に戻してしまった」
のどちらかです。
前の利用者が鍵を持って帰ってしまった
前の利用者が持って帰ってしまったというトラブルはよくありがちです。
自分の部屋の鍵のようにそのまま持って帰ってしまうパターンです。
これに関しては「うっかりミス」なので、
使用前の注意事項でしっかり説明する、部屋や玄関ドアに注意事項を書いておく、終了時間前にメール等でアナウンスする、といった徹底した注意喚起が効果的です。
返却時に少しずれた場所に戻してしまった
また、返却したものの少しずれた場所に戻してしまい、次の利用者が見つけられないというトラブルも意外と多いです。
鍵の位置をしっかり説明してあったとしても、利用者にとっては初めての場所なので、前の利用者が少しずれた場所に戻してしまっていたら、
「鍵がないんですけど...」と連絡が来てしまうことがあります。
近くにいない場合には、電話口でいろいろと説明したりと、利用者もこちらも焦りとイライラの状況になってしまいます。
こうしたトラブルを未然に防ぐには、文章だけではなく、写真や動画などで鍵の場所を案内すると良いです。
鍵が開かないんですけど...
キーボックスや電子錠を使った場合には、「鍵が開かないんですけど....」と問い合わせが来る場合があります。
考えられる原因は、
・暗証番号の伝達ミス
・操作ミス
・暗証番号の入力ミス
・電子錠・スマートロックの電池切れ
頻繁に起こるわけではないですが、こうしたトラブルが起きるものだと想定しておくことが重要です。
電話口やメール等で解決できそうにない場合に備えて、スペアキーを別の場所に隠しておくなどの対策をしておくと良いでしょう。
まとめ:鍵の受け渡しはキーボックスが間違いないけど、スペースによって変えてみて。
今回の内容をまとめます。
レンタルスペースの鍵の受け渡し方は5つ。
- 対面で渡す
- ポストに入れる
- キーボックスをつける
- 電子錠にする
- スマートロックをつかう
です。
一番のおすすめは、安くてトラブルもないキーボックスを使った受け渡しです。
ただスペースによってはキーボックスがつけられない、または人の配置が必要といった場合もあると思います。
その際は、電子錠やスマートロック、対面での受け渡しも検討してみてください。
それでは今回は以上です。
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