「レンタルスペース運営で危ない事が起きないか心配...実際に運営している人に危ないことやリスクなんかを聞いておきたいな...」
今回はそんな疑問にお答えします。
この記事を読む事でこんなメリットがあります。
- レンタルスペース運営で危ない事が分かる
- 危ない事が起こらない対策方法が分かる
- 心配や不安なくレンタルスペース運営ができる
この記事を書いている僕は、レンタルスペース運営をして8ヶ月経ちまして、4つのレンタルスペースを持っていますが、毎日どこかしらの予約は入っているので稼働率は100%以上、売上は月140万円以上稼いでいます。
そんな僕もレンタルスペース運営当初の頃は、危ないこともたくさん経験しました。
そこで、実体験をもとにしたリアルな危ない事やリスクについてまとめることができると思い、この記事を書こうと思いました。
これから不安なくレンタルスペースを運営していきたい方は是非参考にしてください。
レンタルスペース運営で危ないこと
大きく分けると下記4つです。
- 利用中の事故・破損
- 利用者とのトラブル・苦情
- 近隣住民からの苦情・クレーム
- 運営者のストレス
基本的にレンタルスペースは無人で運営するので、何が起こるか、何をされるかが分からないのが危ない点と言えます。
1.利用中の事故・破損
起こり得るケースが一番多いのが、利用中の事故や破損といったことです。
レンタルスペースの利用者は本当にいろんな人がいます。
マナーやモラルがない人、またレンタルスペースは誰の監視もないので、無茶なことをする人もいたりします。
そういった人が利用した場合には何かしら起きる可能性がありますが、意図せずに起きてしまう事故なんかもあります。
僕が運営しているのはレンタル撮影スタジオなんですが、利用中の事故や破損といったことは細かい事も洗い出すとたくさんありました。
その中でも例えば大きな出来事というと、下記のような事故がありました。
- 延長コードが焼けて溶けた
- ブレーカーが落ちた
- 演技中に利用者が怪我をした
- ガラスを割られた
- クーラーからの水漏れが床につたり、下階のテナントの商品が濡れてしまった
- スモークボール(火薬)で屋上の床が溶けた
レンタル撮影スタジオというと、シンプルに写真を撮るだけ、動画を撮るだけと思いがちですが、いろんな撮影シーンや用途で使われるので何が起こるか分かりません。
大量の照明機材を持ち込んできたり、演者のヘアメイクでドライヤーを何台も持ち込んで同時使用したり、落差のある場所でアクションシーンをしたりなど。
利用者はできるだけ良い映像を撮りたいので無茶をしがちで、そうした事故も起きがち。
ということを運営してから僕は気づきました....
危ないことがあってから、スタジオの注意事項も増やしたり、利用規約やルールを設定、利用者への注意説明もするようになりました。
レンタル撮影スタジオを運営しようと考えている方は参考にしてください。
また、パーティースペースも事故や破損といったことが起きがちです。
パーティーとなるとお酒が入るので、酔っ払って気が大きくなって部屋の中を荒らしたり、泥酔して家具や備品を汚したりなど、ひどいケースも多いです。
嘔吐でクッションを汚されたり、飲み物をこぼされてラグマットに色がついてしまったり、匂いが強い料理を作って部屋中が臭くなってしまったり。
あとは人に聞いた話だと、クラッカーを照明器具の中に忍ばされてボヤ騒ぎになったケースもあるようです。
意図的なのかたまたまなのか分かりませんが、かなり危ない事も起こったりします。
最初から全てを想定して注意喚起することは難しいですが、できるだけ起こりうることを想定しておくことは危ない目にあうリスクを下げることができます。
レンタルスペースの事故や破損といった情報の収集は、日頃からしておくと良いですね。
Twitterではレンタルスペース運営者のそうした情報がたくさん行き交っているので、チェックしてみることをオススメします。
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2.利用者とのトラブル・苦情
レンタルスペースでは利用者とのトラブルや苦情も起きがちです。
例えば下記のような事ですね。
- ルール違反、規約違反
- 無断延長、無断使用
- クレーマー対応
- 紛失や盗難
- 鍵の受け渡し
- 利用者同士の喧嘩
- ダブルブッキング
この中でも一番多いのは、ルールを守らない人、規約違反をする人です。
タバコがNGなのに勝手に吸ったり、人数をごまかして利用したり、備品を勝手に持ち帰ったりなど色々とありますが、一番厄介なのはルールや注意事項に書いてなかったというパターンです。
常識で考えればやっちゃダメなことを、そんな事聞いていない、そんな注意事項は書いていないといった、理不尽で一方的な意見を言ってくる人も多いです。
あとは無断で延長使用したり、予約時間よりだいぶ早く使う人もいたりします。
そうなると、前後の利用者からスペース運営者にクレームが来たり、利用者同士の喧嘩が起きて、結果的にスペース運営者に怒りの矛先が回ってきたりで大変なことになる事も...
あとは、鍵の問題とかも起こります。
鍵が開かない、鍵の開け方が分からないなどトラブルは起こりがちです。ひどいケースだと鍵を盗難されたりすることも...
キーボックスでの鍵の管理でトラブルが多い場合は、スマートロックに変えるというのも一つの策ですね。(僕のスペースはスマートロックを採用しています)
ダブルブッキングも起こります。僕も1回やってしまったことがあります。
ダブルブッキングだけは運営者側が100%悪い過失なので、予約管理だけは気を抜かずに、人に任せることなく自身で管理するようにするべきです。
3.近隣住民からの苦情・クレーム
一般的に一番危ないと言われているのが、近隣住民による苦情です。
理由は、近隣からの苦情によってレンタルスペースを運営できなくなってしまう可能性があるからです。
近隣住民からの苦情やクレームにはこんな事があります。
- 振動
- 騒音
- 光
- 破損事故
- マスクなしの利用者
一番多いのは、振動と騒音による苦情ですね。
例えばダンスのできるスペースでいったら、ダンスによる振動の苦情は起きがちです。
飛んだり、足を強く踏み込んだり、大人数で同時に踊ったりすると、かなりの振動が起きます。
またパーティースペースで多いのは騒音の苦情です。
大騒ぎしたり、爆音で音楽をかけたり、ドタバタ足音を立てたりなど、パーティースペースは近隣からの苦情のトラブルが一番多いですね。
また、僕が運営しているレンタル撮影スタジオで言うと、ダンスの利用も許可しているので、ダンスの振動による下の階のテナントからの苦情をもらったり、運営当初はドラムやシンバルの使用も許可していたので、騒音の苦情をもらったことがあります。
光による苦情もありました。
夜間の屋上の撮影中にマンションに照明が当たってしまい、クレームを言われたこともあります。
あとは、下の階のテナントのトイレを勝手に使って汚したり、備品を使って勝手に移動させたりなど、細かいところもチクチク言われたりもします。
最近では、共用階段でマスクなしの利用者がいるから何とかして、という苦情をもらったことも。
僕の場合はその度に謝って、改善を繰り返して何とか運営を維持できていますが、ひどい場合は運営停止せざるを得ない場合も出てくるので、近隣住民の苦情やクレームには最大限の注意が必要です。
4.運営者のストレス
個人的に一番危ないと思うのが、運営者のストレスです。
せっかく綺麗に作ったレンタルスペースを壊されたり、汚されたりします。
また、マナーやモラルのない人の対応に疲れたり、理不尽な苦情やクレームを受けたり、近隣住民からの苦情をもらうこともあります。
レンタルスペース運営者のストレスはけっこうかかります。
日々かかるストレスに対しての稼ぎが見合わないと、レンタルスペースを撤退してしまった人もいたりします。
僕も運営当初は、色んな問題が降ってかかってめちゃくちゃシンドかったです。
やめようとは思いませんでしたが、一生こんな生活が続くのはキツいなと正直思ってましたね。
でも運営していく中で、ルールや規約を厳しくしたり、人数や利用用途を制限したり、問題やトラブルが起きない工夫をしてきました。
またお客様対応のためにアルバイトスタッフを雇ったりして、ストレスができる限りかからないスペース運営ができるようになりました。
誰でもウェルカムみたいな感じで門戸を広くして予約を受けまくると、タチの悪い利用者もどんどん入ってきがちです。
レンタルスペースで稼ぐことも大事ですが、ストレスなく運営し続けることに優先度を向けたほうが将来的に稼げる金額も多くなると思いますね。
まとめ
今回は、レンタルスペース運営で危ない点とリスクについてまとめてみました。
レンタルスペースで危ないことって結構多いです。
なので、レンタルスペースで危ないことは起きるかもしれない、という心構えは少なからず持っておきましょう。
でもだからといって「レンタルスペースは危ないからやるな」と言うつもりはないですね。
どんなビジネスでも危ないことなんて起こり得るリスクはありますし、空きスペースの有効活用にはレンタルスペースが手間もお金も最小限で始められるビジネスだからです。
起こりえるトラブルを想定して、ルールや規約を作る、利用者への注意喚起を徹底するなどして、できる限りトラブルを防ぐことは可能です。
本記事を参考にレンタルスペース運営のリスク回避をしていき、ストレスのないスペース運営をしていきましょう。
それでは今回は以上です。
これからレンタルスペースを始めようと考えている方は、下記記事を参考にしてください。
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