「レンタルスペースってゴミの処理はどうしたらいいかな?ホスト側にもお客さんにも良い方法があれば知りたいんだけど...」
そんな疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、4つのレンタルスペースを運営していますが、すべてのスペースにおいてゴミの処理は「お客さんの持ち帰り」にしています。
ただ、レンタルスペースの利用用途によって出るゴミや量も違うので、今回は僕が運営してるスペースの話をもとにしながら、レンタルスペースの適切なゴミ処理方法についてまとめてみました。
レンタルスペースのゴミ処理は「お客さんの持ち帰り」が無難です
それは、ホスト側からすればゴミの片づけが要らないからです。
また1日に何回も利用後清掃をする必要もなくなります。
それにお客さん側からしても「ゴミ持ち帰りかよ..じゃ借りるのやめよ」なんてことはほぼあり得ません。
僕の運営しているレンタルスペースは撮影用途のスペースなのですが、「食べ物や飲み物の持ち込みはOKか?」ということを聞かれます。
もちろんOKなのですが、ゴミはお持ち帰りくださいとメッセージをくわえると全員「分かりました。」と返信をいただき、ゴミ一つない状況で退室してくれています。
スペースの注意事項にもこのように書いています。
別途処分費用を頂きますと一言しておくことで、注意喚起になっています。
ちなみに、僕の撮影スタジオにはゴミ箱も設置していません。設置すると勝手に捨ててしまうからです。
ただ、ストローの入れ物とか紙切れとかちょっとしたゴミは少なからず出るので、ゴミ袋をスペース内の押し入れに隠しておいて清掃時にゴミ袋に処理しています。
またティッシュも「水に流せるティッシュ」というのを置いていて、トイレに捨ててもらうようにしているのでゴミが出ません。
特に撮影用途で来るお客さんは「ゴミを持ち帰ることはルール」と分かっている人が多い印象なので、ゴミ処理に関する問題は今のところ起きていません。
撮影スペース、ダンスやジムスペース、貸し会議室などのビジネススペースでは、ゴミはお客様の持ち帰りにするのがおすすめです。
イベントやパーティースペースの場合のゴミ処理方法
ただ、イベントスペースやパーティースペースの場合はゴミ処理問題が必ず発生します。
食べ物や飲み物、キッチンが使えるとしたら生ゴミも出ます。
その場合については下記の方法がおすすめです。
- ゴミ箱を設置して分別してもらう
- ゴミ処理場に出してもらう
- ゴミ処理を有料にする
ゴミ箱を設置して分別してもらう
燃えるゴミ、燃えないゴミ、缶・瓶といった感じでゴミ箱をそれぞれ設置してお客さんに分別して捨ててもらいます。
また清掃のときの分別の手間を減らすために、細かいゴミの分別のルールを紙に書いて貼っておくと良いです。
ゴミ処理場に出してもらう
建物内に24時間いつでも置けるゴミ処理スペースがあるなら、お客さんにそこに捨ててもらいましょう。
管理会社からクレームが来ないように分別のルールをお客様に知らせておくことが重要です。
ゴミ処理を有料にする
ゴミ処理をオプションにする方法です。
ゴミ処理のオプションを1回2000円~5000円くらいで設定して、ゴミの分別~処理をすべて引き受けるという方法です。
ゴミ処理の仕事をお金にすることができるので、単価アップにつながります。
一応ルールとして、お客さんの分別ありきにしていますが、ゴミ処理オプションをつければ、出たゴミはそのままでお客さんは帰ることができるようにします。
ただ、オプションでお金を払ってるからといって無茶苦茶汚されるケースもあるので、注意が必要です。
以上がイベントスペースやパーティースペースでのゴミ処理方法でした。
ゴミについてはできるだけお客さんの持ち帰りにしたほうが手間も省けていいのですが、イベントスペースやパーティースペースでは、ゴミを「お客さんの持ち帰り」としてしまっては、他のスペースと比べられてしまい予約数に少なからず影響します。
なので、上に挙げた方法の中で運営しているスペースに合ったものを採用してみてください。
【体験談】BBQスペースのゴミ処理について
この記事を書いている僕は、屋上テラスを使ったBBQスペースも運営しているんですが、そこでのゴミ処理についてもお話ししようと思います。
僕の運営しているBBQスペースでは、食べ物・飲み物持ち込み自由にしているので、ゴミは必ず発生します。
またBBQですから生ゴミや大量の空き缶などが発生しますし、BBQが終わったあとにゴミを持ち帰るなんて誰もしたくないです。
そのため、BBQスペースではゴミ処理を含んだ料金にしてレンタルしています。
通常は撮影スペースとしてレンタルしている屋上テラスですが、BBQで利用する場合は1時間あたり+2000円にしています。
1時間+2000円は、ゴミ処理の他に、BBQ機材レンタルもすべて含んでいます。
そのほうが運営しやすいというのと、利用者にとってもゴミ処理と機材レンタルすべて含んだ料金になっているので分かりやすいです。
あらかじめ準備でゴミ箱を設置しておいて、利用者にはゴミの分別だけはしてもらい、ゴミ処理はこちらで行います。
ゴミ箱を設置すると利用者は自ずと分別してくれるので、今までにゴミにまつわるトラブルは一切なく運営できています。
ルール違反には清掃代金を請求する
ゴミ処理の方法はサイト上に載せておいて、予約時の注意事項としても説明しておいて、スペース内にも案内を貼っておくなど、再三の注意を投げかけることが大切です。
また警告として、ゴミ処理が不十分だった場合の清掃代金(罰金)を請求することを書いておくと良いです。
ゴミ処理をお客さんにお願いしているのにゴミをそのままにしておいたり、中にはひどい利用の仕方をする人もいます。
そこで警告として予め書いておくことで抑止につながりますし、それを無視してゴミをそのままにした利用者に対して説得材料になるからです。
書いておけば「そんなの聞いてない」なんていう言い訳が通じなくできます。
まとめ:ゴミ処理についてはルールをしっかり決めておきましょう。
今回の内容をまとめます。
レンタルスペースのゴミ処理については下記の方法があります。
- お客さんの持ち帰り
- ゴミ箱を設置してお客さんに分別してもらう
- ゴミ処理場に出してもらう
- ゴミ処理を有料にする
この中で一番手間が省けるのが「お客さんの持ち帰り」です。ホスト側の負担が減るので、できるだけこの方法を採用することをおすすめします。
ただ、ゴミが出やすいスペースの場合はその場所に合った方法を採用してみてください。
ゴミ処理についてはルールをしっかり決めておくことでトラブルやストレスを軽減できます。
あらかじめルールや注意事項や警告、罰金等は運営前に決めておきましょう。
それでは今回は以上です。