そんなお悩みにお答えします。
この記事を読むメリットは以下のとおりです。
・動画編集の営業方法がわかる
・動画編集の営業先がわかる
・動画編集を成功させる秘訣がわかる
・動画編集の稼げる営業分の書き方がわかる
動画編集も仕事を取るためには営業は必要です。
この記事を書いている僕もクライアント0の状態から営業していって、年間200万円ほどの動画編集の収益を上げています。
これから動画編集の仕事をしていきたいという方は、本記事を参考にしていただき、まずは0→1に成果を上げていただきたいと思います。
それでは参ります。
動画編集の営業ってどんなことするの?
動画編集の営業は、大きく分けると2つのやり方があります。
動画編集の営業のやり方
① 自ら案件を取りに「営業」を行う
② 向こうから案件を依頼されるように「マーケティング」を行う
自ら案件を取りに行く「営業」は、例えばクラウドソーシングサイトに登録して営業文・提案文をつくって、案件に応募するというようなやり方ですね。
他にも企業や個人クリエイターに営業をかけるのもそうですね。
一方で、向こうから依頼されるように「マーケティング」を行う営業方法というのもあります。
これは自分の実績やプロフィール、また動画編集の技術をまとめたポートフォリオをつくって、YoutubeやSNS、ブログなどで発信していきながら、「この人にお願いしたい」と見つけてもらうやり方です。
この2つの方法だと「マーケティング」を行う営業方法は、すぐに案件が獲得できないですし、また実績や経験が必要になってきます。
そうなると、初心者の方の場合、自ら案件を取りに行く営業が必要になります。
動画編集の営業方法や営業先について
それでは、自ら案件に営業するやり方について、営業方法や営業先について紹介します。
以下のとおりです。
動画編集の営業方法・営業先
① クラウドソーシングサイトや求人サイトを使って営業する
② 企業や個人に対して直接営業する
① クラウドソーシングサイトや求人サイトを使って営業する
これが動画編集の営業において、一番メジャーな営業方法です。
クラウドソーシングサイトや求人サイトでは、動画編集の案件がたくさんあります。
そうしたサイトに登録して、動画編集者を募集している案件に応募して営業することで、仕事を取ることができます。
また、案件を紹介してくれたり企業とマッチングしてくれるエージェントもあります。
エージェントで仕事を取るにはある程度の経験が必要ですが、実績を積めばそこでも営業をかけることができます。
有名なクラウドソーシングサイト、エージェントについて下記にまとめておきます。
動画編集のクラウドソーシングサイト
以上のようなサイトに案件がたくさんあります。
全て登録無料で利用ができるので、初心者の方であれば、まずは上記の中から案件を探して営業をしてみましょう。
② 企業や個人に対して直接営業する
前述したクラウドソーシングサイトなどを介せず、直接企業や個人に営業するのも1つの方法です。
クラウドソーシングサイトを介さない分、手数料もなく、単価が高いことが特徴と言えます。
クラウドソーシングサイトの手数料
クラウドソーシングサイトやエージェントは、登録無料で利用することができますが、案件の報酬が支払われる時に、その一部が手数料として運営企業に抜かれます。約20〜30%程度。
その分の手数料があるので、クラウドソーシングサイト経由だと単価が下がってしまうのです。
直接営業をかけるので、前述したクラウドソーシングサイトに比べると難易度は高いですし、なかなか案件を取ることはできません。
ある程度スキルや実績を積んでアピールできるようになれば、この方法で案件が取ることもできます。
動画編集の営業先について
ではどのような営業先があるのか、ここでまとめてみました。
大きく分けると3つあります。
動画編集の営業先
1.映像制作会社
2.一般企業 (映像制作会社以外)
3.個人
1.映像制作会社
まず1つ目が、映像制作会社です。
映像制作が本業の会社では、たくさんのクライアントから映像制作や動画編集案件を受注している一方で、編集者が足りていないところも多いからです。
そういう会社は受注自体はストップせずに、社内で抱えきれない仕事は外注しているケースがほとんどです。
そうした映像制作会社を営業で見つけ、編集案件を頂くことができれば、単発での仕事ではなく、継続的に仕事を発注してもらえるようになることも可能です。
2.一般企業 (映像制作会社以外)
YoutubeやTiktokなどを見ていると分かると思いますが、企業が動画に参入するケースが非常に増えています。
動画は、企業紹介や、自社のサービスや商品紹介などにかなり効果的だからです。
もともと動画に参入している企業はもちろんですが、そういった状況をみて「そろそろ動画やらなきゃ」と思っている企業もかなり多いです。
自社で動画制作や編集をしているところであれば、編集を外注化して手間を省きたいと思っていますし、これから動画やらなきゃと思ってる企業は映像制作してくれるところを探しています。
営業してその企業に入り込めれば、継続案件をもらえる可能性もあります。
3.個人
企業ではなく、一般の個人が動画編集をお願いするケースも増えています。
例えば、結婚式のムービー作成なんかが良い例。知人や友人に動画編集ができる人がいない場合は、誰かに編集をお願いする必要があります。
また個人で商売をしている人だったり、Youtuberや個人でYoutubeやTiktokなどで活動をしている人なども、編集作業を誰かにお願いしたいと思ってる人も多いです。
こういった個人の案件は、前述したクラウドソーシングサイトなどでよく募集しているので、案件獲得はしやすいです。
直接営業で動画編集の案件(仕事)をとる手法
直接営業での大まかな営業方法や営業先がわかったところで、具体的な営業手法についても紹介します。
以下の7つの方法があります。
直接営業で動画編集案件を取る手法
① YoutubeでDMする
② TwitterでDMする
③ 友人知人に声をかける
④ 異業種交流会に行く
⑤ 営業パートナーと組む
⑥ 動画編集チームに所属する
⑦ オンラインサロンを活用する
① YoutubeでDMする
Youtubeチャンネルを運営している企業や個人にDMしてみましょう。
Youtubeチャンネルの概要欄には、メールアドレスやHPアドレスなどを掲載していることがあるので、そこにメールで営業してみましょう。
動画編集者を探していたり、今の動画編集者に不満があったりする方もいるので、そこに良い条件の方がDMしてくれたら反応してくれる可能性があります。
② TwitterでDMする
Twitterでは動画編集者を募集しているアカウントがわりと多いです。
「動画編集者 募集」とTwitter内で検索するとずらっと出てくるので、そのアカウントをフォローしてDMしてみるのも1つの手法です。
③ 友人知人に声をかける
オフラインでの活動もしていきましょう。
「動画編集できるよ」と友人や知人に声をかけてみると、意外と案件を持っている可能性もあります。
声をかけておけば、後々に「そういえば動画できるんだよね?」と依頼が来ることもあったりします。
④ 異業種交流会に行く
オフラインの営業で言うと、異業種交流会に参加するのも効果があります。
動画クリエイターという名刺を持って「動画できます」と自己アピールしていけば、良い出会いがあるかもしれません。
あとは地域の商工会に加入するというのも1つの方法です。
⑤ 営業パートナーと組む
世の中には営業を専門としている職業の方がいたり、営業パートナーとして様々な仕事をしている人がいたりします。
そういった方と組めば、案件獲得を任せる事ができます。
複数の営業パートナーと組めれば安定して仕事をもらうことができます。
ただし、信頼関係がないと成り立たない手法なので、パートナー探しは慎重に、信頼できる方と組むようにしましょう。
⑥ 動画編集チームに所属する
動画編集チームに入って案件をふってもらう手法もあります。
前述したTwitterやクラウドワークスなどで、動画編集チームの人員を募集していたりするので、そこに応募・営業して採用されれば、新規営業をしなくても、安定して仕事をもらうことができます。
また、カットやテロップの挿入はAさん、アニメーションの編集はBさんなど、各メンバーの得意な編集やレベルに合わせて作業を分担するチームもあったりします。
⑦ オンラインサロンを活用する
世の中にはたくさんのオンラインサロンが存在します。
オンラインサロンの目的は「交流」や「情報交換」といったものですが、動画編集者やフリーランス向けのサロンでは、案件募集されることも珍しくないです。
一見接点がないような業種でも横のつながりを持っていれば、「動画編集できる方いませんか?」といった思わぬ案件や依頼が来る可能性もあるでしょう。
動画編集の営業を成功させる秘訣
ここまで営業手法について紹介しましたが、続いては営業を成功させる秘訣について。
まとめると以下のとおりです。
動画編集の営業を成功させる秘訣
① 営業は営業数と成約率で決まる
② 最初のうちは数が勝負
① 営業は営業数と成約率で決まる
動画編集の案件獲得は、営業数×成約率で決まります。
例えば、10件営業したとして10%の成約率であったら、案件獲得数は1件です。
営業を成功させるには「成約率」を高めることを提唱している方もいますが、ましてや初心者の場合はおすすめできません。
理由は、初心者の場合は実績がないので、成約率を高めることは難しいからです。
必要以上に成約率を高めようと時間と労力をかけては、無駄になってしまうので注意しましょう。
② 最初のうちは数が勝負
まずは営業数にフォーカスしましょう。
営業数は自分のがんばり次第でどこまでも伸ばすことができます。
初心者の方が注力するのは成約率を高めることではなく、営業数を伸ばすことです。
どんな大企業や営業の強い会社でもそうですが、新入社員に教えることは「営業数を増やすこと」を戦略として立てます。
実績がない初心者であれば、他人と比較できることと言えば「営業数」しかないのです。
これから動画編集の仕事を0→1にしたい方は、まずは営業数を増やすことに力を入れましょう。
動画編集の営業文や提案文の書き方のコツ
動画編集の営業をする際には、「案件応募」や「メールで営業」といったやり方が一般的です。
とは言うものの、どのような営業文や提案文を書けばいいのか?分からない方が多いと思います。
そこで、動画編集の営業文や提案文の書き方のコツについてまとめてみました。
以下のとおりです。
動画編集の営業文の書き方のコツ
① 分かりやすく読みやすい文章にする
② 実績を書く
③ 実績以外のアピールポイントや強みを書く
④ 対応できる時間や納品時間を書く
⑤ 希望単価を書く
⑥ 理念や思いを書く
それぞれ深掘りしていきます。
① 分かりやすく読みやすい文章にする
動画編集の案件を発注する人というのは、時間がなく忙しい人だと思いましょう。時間がないから編集の仕事を依頼したいわけなので。
なので営業文は、そういった方に読んでもらいやすい「分かりやすくて読みやすい」文章にしましょう。
具体的には、
・一文を短くしてダラダラ書かない。
・箇条書きにする
といった感じにすると良いです。
せっかく良いスキルや実績があっても、文章が読みづらいというだけで「やり取りに時間がかかりそう」というイメージを持たれて採用されないこともあったりするので注意しましょう。
② 実績を書く
発注者は、実績がある人に発注したいと思っています。
これまでにどんな動画を作ってきたか、またはどんな案件をやってきたか、YoutubeのURLを貼り付けるなどして、実績となるものを簡潔にまとめて記載しましょう。
もし実績が足りないと感じるのならば、サンプル動画を作ると良いです。
発注者が希望しているイメージの動画を短くまとめたサンプル動画を作って見せると、実績と同じくらい評価される可能性があります。
③ 実績以外のアピールポイントや強みを書く
実績以外にも、アピールできるポイントや強みがあれば営業文に書きましょう。
・〇〇の分野の動画編集の経験があります。
・△△の業界の専門知識があります。
など、発注者の業界であったり、分野にあった強みがあれば、発注者がお願いしようと思う検討材料になるので、アピールすると効果があります。
特になければ、報告連絡相談を徹底しています、案件は即対応いたします、など、仕事をする上での基本的なことを強みとして書くのもおすすめです。
④ 対応できる時間や納品時間を書く
発注者は、この編集者が1日どれくらい作業できる人なのか、どれくらいで納品してくれるのか?といった点を気にしています。
・対応できる時間 (1日の作業時間)
・納品までにかかる時間
について書いておきましょう。
⑤ 希望単価を書く
希望単価を書いておくことで、発注者側で予算や単価を検討しやすくなります。
また単価が書いていないと、発注者側としたら単価確認をするのも面倒くさいので、あらかじめ単価が書いている人に交渉したり、発注しがちです。
希望単価は書くようにしましょう。
希望単価の設定は高くしないように注意しましょう。
クラウドソーシングの場合は、案件の募集単価が大まかに決まっているので、その単価からあまりにも高すぎるとその時点で却下されてしまいます。
直接営業の場合にも、クラウドソーシングの単価などを参考にして高くなり過ぎないように設定しましょう。
⑥ 理念や思いを書く
発注者が依頼する場合、実績やサンプル動画などが決め手になるケースが多いですが、同じくらいのレベルの人であれば、最後は人で判断します。
丁寧な文章を書くことも大事ですが、自分は〇〇は絶対にしませんという理念だったり、この案件にかける思いを書くことも、わりと効果的です。
以上のことを踏まえて、営業文のサンプルを公開します。
コピペして使ってもOKですし、必要に応じて加筆や修正して使用してください。
営業文・提案文例 (コピペOK)
はじめまして。○○と申します。
今回募集しているお仕事を拝見し、応募させていただきたくご連絡いたしました。
【私のスキル・実績】
動画編集歴○年です。主にYoutube編集やショートムービーの作成を得意としています。
また〇〇の業界で働いていたことがあり専門知識もあるので、今回の動画制作にも活かせると思っております。
これまでに受注した案件の動画は以下のとおりです。
URL:
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URL:
【ご要望事項について】
ご要望事項について拝見したため、回答いたします。
・納期を守れる方
→ 2日営業日以内に納品いたします。
・継続的に発注できる方
→ 平日は会社員ですが、平日の夜3~4時間、土日祝日5~6時間が使えるため柔軟に対応が可能です。
【ご依頼の内容のサンプル動画】
・ご依頼内容について、以下のサンプル動画を作成いたしました。
URL:
【希望単価】
1本あたり5000円でお願いできればと思います。
【自己PR】
私は納期を必ず守ることができます。
これまで受けてきた仕事は全て納期を守ってきました。
また以下のブログやYoutubeにて自身の活動の発信を行っています。
過去に作成した動画も多数掲載しているので、ご確認いただけますと幸いです。
URL:
営業をする際の心構え
初心者の場合、一番最初の案件は「仕事をさせて頂く」という心構えで受けましょう。
その気持ちがあるだけで、本気で仕事に取り組めますし、クライアントの期待以上の動画をつくることができます。
初心者のうちからクライアントと対等の立場で仕事しようとすると、案件を選んだり、文句や不満ばかりが多くなり、今後の仕事に支障をきたします。
また、案件がなかなか獲得できないときは、最初は「タダで仕事を受ける」というのもやってみると良いです。
報酬は0円とはいえ、実績と経験が積めるので今後の案件獲得に必ず役に立ちます。
サンプル動画をつくって営業したり、「最初はタダでいいので仕事をさせてください」と言って、勝手に動画をつくって営業するのも効果あります。
初心者は報酬の数より、実績の数を稼げるように営業して仕事を取っていくと良いでしょう。
そして案件が取れたら、120%以上の力を出して本気で取り組むこと、また納期を守るのは当然ですが、指定された納期よりも早く納品するようにしましょう。
そういった対応で仕事することで、継続して仕事をお願いしてくれるようになります。
向こうから案件を依頼される「マーケティング」のやり方
最後に、冒頭で紹介した「向こうから案件を依頼されるマーケティングのやり方」について紹介したいと思います。
これまで紹介したメール営業や案件応募のやり方が「プッシュ型の営業」であれば、これから紹介するやり方は「プル型の営業」と言えます。
難易度は高めですが、この方法もやっていけばゆくゆく案件獲得に困らないようになるのでオススメです。
具体的には下記のような方法があります。
動画編集のマーケティングのやり方
・Youtubeチャンネルを運営する
・ブログ運営
・Twitterの運営
Youtubeやブログ、Twitterなどで自身の活動を発信していきましょう。
これまで案件獲得には実績が重要ということを話しましたが、Youtubeチャンネルを自分で運営することで、動画の制作実績が作れます。
またブログやTwitterなどで、自分の価値観や、努力の過程などを発信していくことで、発注者側から信頼を得られやすくなるからです。
自分のプロフィールや動画編集の制作物をまとめてYoutubeやSNS、ブログなどで発信していけば、必ず誰かしらが見てくれているので、その中から「この人に動画編集をお願いしたい」と言ってくれる人が現れる可能性があります。
自ら営業をかけていきながらも、Youtubeやブログ、Twitterなどもコツコツと取り組んでいくと良いですね。
まとめ:自身のメディアを育てつつ営業もコツコツと!
今回は、動画編集の営業の方法について紹介しました。
最初のうちは苦労するかもですが、営業の数を増やして応募し続ければ案件獲得はできていきます。
そして案件を獲得できたら、クライアントの期待を上回るような対応を心がけてください。
それによって継続してお仕事がもらえたり、安定して稼げるようになっていきます。
またその実績を、Youtubeやブログ、Twitterなどのメディアで発信していくとさらに良いです。
自ら営業しなくてもどんどん案件が舞い込むようなポジションをつくることができますので。
何にしてもコツコツとやっていくこと。これが動画編集の営業では一番大切なことと言えますね。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。