「空き店舗になってずっとテナントが入らない状況が続いてます。不動産屋にも自分で事業をやったらどうですか?と言われているんだけど、何をやったらいいか分かりません。」
そんな疑問にお答えします。
今回は、空テナントを有効活用して収入を生み出す方法について解説します。
空きビルや空き店舗に悩んでいる人の多くは、
「何か事業を始めたい」「けどお金はそんなにかけたくない」、と考えていると思いますが、そんなお悩みにお答えしていく内容になっています。
本記事を読むメリットはこんな感じです。
- 空きテナントの有効活用の方法が分かる
- テナントに依存しない収益化の方法が分かる
- できるだけお金がかからない事業が見つかる
- 月100万円以上稼げる事業を興せるようになる
ちなみにこの記事を書いている僕も、おばあちゃんが所有するビルの空きテナントを有効活用して月150万円以上の売上をあげています。
その具体的な方法についても記事の後半で紹介しますので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
空きテナントの5つの活用事例
何かお店を始めるには知恵や経験、それに莫大なお金が必要になります。
そこで、比較的に簡単でお金も少額でスタートできる活用事例は以下の通りです。
1.トランクルーム
2.貸し会議室
3.レンタルオフィス(シェアオフィス)
4.コワーキングスペース
5.レンタルスペース
どれも時代のニーズにマッチした活用方法ですので、それぞれ深掘りして解説していきます。
1.トランクルーム
引っ越しの時の一時的な荷物置きやクローゼット代わりなど、使い方は色々で需要が増えてきているから、街でもよく見かけることが多いと思います。
トランクルームには屋外型と屋内型とありますが、屋内型のトランクルームなら空きビルの活用には適しています。
トランクルームの一番のメリットは、建物にあまり手を加えずに活用できるということ。
既存の建物を活用しながら、壁やパーテーションを作って区切るだけでもOKなので、比較的簡単な工事で済みます。
もちろん利用者がいなかったら無駄に終わってしまうので、建物の立地条件や、周辺にトランクルームがあるかどうかなど、どれだけニーズがありそうか調査してからが良いでしょう。
2.貸し会議室
今のご時世ではオフィスをコンパクトにする企業が増えてきています。
そこで需要が増えているのが、貸し会議室です。
貸し会議室の場合も、費用面は比較的かけずに済むというのがメリットです。
貸し会議室なので、とにかく会議ができれば良いわけなので、既存の内装でも十分ですし、他にテーブル、椅子、ホワイトボード、プロジェクターといった備品を用意すればスタートできます。
貸し会議室専用の予約サイトというのもあるので、利用者が見込めそうかチェックしてみると良いでしょう。
3.レンタルオフィス(シェアオフィス)
オフィスを持たない会社や、フリーランスで活動している人が増えている中で、需要が増しているのがレンタルオフィスです。
レンタルオフィスはフロアの中にいくつかの個室があり、企業や個人に貸し出すオフィスのこと。
1部屋あたりの広さは、机1台〜2台くらいのスペースで、電源やWi-fiが使えるようになっています。
共用スペースとしてトイレ、給湯室、休憩室、中には会議室があったりします。
また個室ではなく、1部屋の中に大きい長テーブルを置いているだけのシェアオフィスというのもあります。
ここでも1席ずつに電源の用意が必要になります。
ただ、内装などを綺麗にしたり、居心地の良いスペース作りをしないと利用者は中々増えないので、内装作りにお金をかける必要があるのがネックです。
4.コワーキングスペース
リモートワークが普及している中で、オフィスに行かない会社員が増えていきます。
そういった人たちの仕事場として需要が増えているのが、コワーキングスペースです。
コワーキングスペースは誰でも利用ができるスペースで、仕事をする人もいれば、勉強をする人もいれば、用途は様々です。
個室のところもありますが、大体は1フロアで運営していて、机の上にパーテーションを置いて区切っただけといった感じにしている所が多いです。
またほとんどのコワーキングスペースは、シェアオフィスも兼ね備えた形態にしています。
コワーキングスペースも同様に、内装作りにお金をかける必要があること、また1人1人の利用単価は少ないのでそこまで儲からないというデメリットもあります。
ただ立地によっては競合もいなくて一人勝ちできる可能性も秘めています。
5.レンタルスペース
レンタルスペースとは、時間単位でスペースを貸すサービスのことです。
公民館などにある多目的スペースを考えてもらうと分かりやすいかもしれませんね。
1時間単位でレンタルしてお茶会や会議なんかをする、あれも言ってしまえばレンタルスペースです。
今のレンタルスペースは、様々な用途のスペースが増えてきています。
パーティーができるスペース、ダンスができるスペース、写真撮影に使えるスペース、イベントやレッスンができるスペースなど、他にも様々あります。
何でもできる多目的スペースというよりか、利用者の用途に合わせた専門的なスペースを作っていくのがポイントです。
ちなみに、僕が空きビルを有効活用して月100万円以上稼いでいる方法は「レンタルスペース」です。
今の時代で空きテナントを有効活用するなら、レンタルスペース一択だと僕は思います。
その理由について、実例も交えてまとめてみました。
空きテナントの有効活用に「レンタルスペース」がおすすめな理由
下記の4つです。
- 初期費用が安い
- ランニングコストも安い
- 需要がある
- テナントを募集したままでも運営できる
1.初期費用が安い
例えば、何かお店を開業するとなった場合には、数百万円〜数千万円といった初期費用がかかります。
ですがレンタルスペースの場合は、利用用途やスペースに広さにもよりますが、数十万円〜の費用で始められます。
レンタルスペースの初期費用は、通常のお店の開業資金と比べてたらかなり安いのでおすすめです。
2.ランニングコストが安い
レンタルスペースにかかる毎月のランニングコストは、家賃や光熱費などがメインとなります。
ですが、大家さんやオーナーさんであれば家賃はありませんし、光熱費についても使っている時間だけ掛かるだけ、またスペースさえあればいいので人件費も必要ありません。
トイレットペーパーや諸々の消耗品費もかかりますが、たかが知れています。
レンタルスペースは毎月のランニングコストも安く済むのでおすすめです。
3.需要がある
レンタルスペースがおすすめな理由で一番なのは、需要がある点です。
レンタルスペースの知名度は若い人を中心にかなり広まってきていて、今では幅広い年代の人が利用するようになっています。
特に今は、時代の変化も影響していて需要は伸びています。
フリーで仕事をしている人の増加、テレワークで会社に出社しない人の増加、コロナで飲食店の営業時間短縮によって、集まれるスペースの減少など、時代背景としてレンタルスペースの需要も高まっているのでおすすめです。
4.テナントを募集したままでも運営できる
後でお話しますが、レンタルスペースは内装を特別に作らなくても運営可能です。
部屋の状態はそのままで、例えばスケルトンの状態でも利用者はいたりします。
なので、テナントからの応募があったとしてもすぐに撤退できて対応ができます。
レンタルスペースは、テナントを募集したままでも運営できるのでおすすめです。
空きテナントをレンタルスペースにして月100万円稼いだ実例
ここで、空きビルをレンタルスペースに活用した僕の実例を紹介します。
空きビルは元々は僕のおばあちゃんのもので、運営前のビルの状況はこんな感じでした。
- テナントが撤退して10年以上経っている
- 不動産屋さんもまともに関わってくれない
- オーナーが高齢なので何も始められない
- エレベーター無しの5F建てのビル
- 築60年以上の古いビル
そんな状況のビルを、僕は撮影用のレンタルスペースとして運営を始めて、1つのビル内に2つのレンタルスペースを作りました。
1つ目のスペースは、テナントが撤退して解体作業を行なったままのスケルトン状態のスペースです。
こんな感じの倉庫っぽい、廃墟っぽい雰囲気が撮影に人気のスペースになりました。
コスプレ撮影、アパレルの撮影、映画の撮影、ミュージックビデオの撮影など、様々な撮影で連日予約が入っている状況です。
このスペースは、特に内装をいじった訳でもなく、今もテナント募集したまま運営しています。
ただ、テナントの家賃以上に稼げてしまっているのでテナント募集も止めようと考えるほどになりました。
もし、この記事を読んで、レンタルスペースを始めてみようと思ったら、下記の記事がおすすめです。
今回の記事では書いていない「具体的な稼ぎ方」について公開しております。
>> 10年間空き家だったスケルトン物件を元手0円で1年間で600万円稼いだ方法
実際に僕が取り組んだ方法でして、25000文字以上に及ぶボリュームで惜しむことなく書いております。
レンタルスペースで稼いでみたい方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
2つ目のスペースは、屋上です。
屋上も撮影用のスペースとして貸し出しを始めたら予約の絶えないスペースになりました。
ミュージックビデオの撮影、CM撮影、ドラマ撮影など、本当に多くの方に利用して頂いております。
屋上は大家さんしか運営できないスペースです。
屋上は撮影用としてかなり需要がありますが、屋上のレンタルスペースはまだまだ少ないです。
なので、もし屋上を持っているならレンタルスペースはおすすめです。
レンタルスペースの実際の売上と掛かる費用について
この2つのスペースだけで、売上は月100万円以上稼げています。
ちなみにかかった初期費用は、椅子やテーブル、ハンガーラック、荷物棚、移動式の更衣室、スポットクーラーなどで約30万円くらい。
毎月のランニングコストも電気代しか掛からないので、月1〜2万円程度で済んでいます。
このようにレンタルスペースは、初期費用が安く、ランニングコストも安く、リスクも少なく、空きビルや空き店舗を有効活用することができます。
レンタルスペースの始め方【今すぐ稼げます】
レンタルスペースは今すぐ簡単に始められます。
まずは、スペースマーケットとインスタベースに登録してください。
この2つはレンタルスペースの2大ポータルサイトです。
無料で登録できて、集客〜予約の受付、料金の決済まで全て行ってくれるサイトです。
レンタルスペースは今すぐ始められるから、今すぐレンタルスペースで稼ぐことも可能です。
レンタルスペースの始め方は下記の記事を参考にして進めてみてください。
-
【完全版】レンタルスペース経営の始め方【失敗しないコツを解説】
・レンタルスペース経営の始め方が知りたい! ・レンタルスペース経営で稼ぎたい! ・レンタルスペース経営で失敗しないコツが知りたい! こんな悩みを解決できる記事を用意しました! この記事を読めば、レンタ ...
続きを見る
レンタルスペース運営で大変なこと【注意点】
レンタルスペースはリスクなく今すぐ始められるビジネスですが、レンタルスペース=不労所得ではないということは覚えておいてください。
レンタルスペースは多少の労働は必要になるビジネスです。
そこで、今後レンタルスペース運営をしていく中で大変なことについて注意点としてまとめてみました。
予約や問い合わせの対応が必要
予約のメール、問い合わせのメールに対応する必要があります。
電話番号を掲載している場合は電話対応も入ってきます。
人気のスペースになればこれが毎日の業務になります。
どことなくせわしない毎日になるので、のほほんと暮らして稼ぎたい人には大変かもしれません。
清掃が必要
レンタルスペースの利用後は、清掃と整頓が必要になってきます。
人気のスペースにもなれば毎日清掃に入ることになります。
レンタルスペースは特に土日や祝日の利用者が多いので、土日休みもなくなる可能性もあります。
掃除が嫌いな人、土日はしっかり休みたい人は大変かもしれません。
ちなみに僕の場合は、清掃スタッフを雇っています。清掃業務から解放されたい方は清掃のアルバイトを雇うことをオススメします。
色んな利用者がいる【中にはマナーの悪い人も】
レンタルスペースの利用者の中にはマナーの悪い人、ルールを守らない人も中にはいます。
そういった一部利用者のせいで、ストレスが溜まることも多いです。
色んな利用者がいることを想定していないと、ストレスで嫌になってしまうので注意しましょう。
近隣や他テナントからの苦情が入ることも
先ほど話したマナーの悪い人、ルールを守らない人のせいで、近隣住民や他の階のテナントから苦情が入ることもあります。
何度も苦情が入ったり、度が過ぎると、運営できない状況になってしまう可能性もあります。
自分のスペースは何がOKで、何がダメなのか、大変ですが運営していく中で利用ルールを増やしていく、ルールを厳しくする、注意書きを徹底するなどしていきましょう。
まとめ
今回は、空きテナントの有効活用の方法について紹介しました。
まとめると下記の5つです。
1.トランクルーム
2.貸し会議室
3.レンタルオフィス(シェアオフィス)
4.コワーキングスペース
5.レンタルスペース
どれも初期費用はそこまでかけずに始められる事業です。
その中でもおすすめなのは、レンタルスペースです。
もし、長年テナントが入らないのに悩んでいるなら、レンタルスペースを始めてみてはどうでしょうか?
コロナのせいでテナントが入らない状況に拍車をかけてますが、逆にコロナがレンタルスペースの需要を後押ししている状況でもあります。
レンタルスペースはリスクも少なく今すぐ始められます。
もしこの記事を読んで、レンタルスペースを始めてみようと思ったら、下記の記事も読んでみてください。
今回の記事では書いていない「具体的な稼ぎ方」について公開しております。
>> 10年間空き家だったスケルトン物件を元手0円で1年間で600万円稼いだ方法
実際に僕が取り組んだ方法でして、25000文字以上に及ぶボリュームで惜しむことなく書いております。
レンタルスペースで稼いでみたい方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。