そんなお悩みにお答えします。
少し前の話になりますが、スペースマーケットの保険が被害者請求型から加害者請求型に変わってしまいました。
これは事故を起こした加害者側から請求しないと保険が下りないということ。
スペースオーナーからしたらたまったもんじゃありません。。
事故を起こした加害者に連絡してもシラを切ったり、音信不通で逃げてしまうこともあります。
そもそも面倒な申請手続きを加害者側がやるということ自体が、面倒くさがって時間がかかってしまうと思うんですよね。
そこで今回は、被害者側(レンタルスペースのオーナー)から申請できるレンタルスペースの保険について書こうと思いました。
今後自社サイトからの集客に力を入れていこうと思ってる方も、何かあったときの保険は入っておいたほうがいいので、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
注意ポイント
レンタルスペースで起こる全ての事故やトラブルが補償になるわけではありません。状況や内容により保険申請をしても対象にならない場合もありますので注意してください。
【レンタルスペースの保険】僕が加入したおすすめの保険を紹介します
僕が加入したのは、下記の保険です。
保険会社:あいおいニッセイ同和損保
商品名:タフビズ事業活動総合保険
なぜおすすめなのか、具体的に紹介していきます。
① レンタルスペース内の設備、什器が対象になる
レンタルスペースでは色んな事が起きます。
ダンススタジオの鏡が割れた、撮影スタジオのライトが破損した、パーティースペースのテレビが破損した、トイレのドアを壊された、窓ガラスが割れてしまった、家具が壊されたなど、、、。
そういった事故やトラブルに対して、被害者であるスペースオーナー側から保険申請ができます。
保険金額は1000万円まで補償されます(保険料を上げればそれ以上の補償も可)。
ただし、破損、汚損、盗難については免責金額が1万円となっています(1万円以下のものは対象にならない)。
例えば、テレビのリモコンが紛失した、3000円のボードゲームが盗難された、8000円のカーペットを嘔吐されて汚されたので買い換えたい、といったものは補償されないということ。
値段の安いものについては、目をつぶる必要があるようです。
② 利用者の事故にも対応できる
利用者がケガをしたなどの事故、またはスペースオーナー側の過失で事故を起こしてしまった場合にも補償対象になります。
ガラスが割れて利用者がケガをした、転んでケガをした、また親切心で利用者の機材を運んであげたら落として壊してしまったなど、スペースオーナー側から保険申請ができます。
1億円まで補償されます(保険料を上げればそれ以上の補償も可)。
③ 大家さんからの賠償請求にも対応できる
壁に穴が空いた、床が抜けた、水漏れで下階にも被害がいってしまったなど、大家さん(建物主)からの賠償請求にも対応できます。
2000万円まで補償されます。
室内の設備や什器だけではなく、建物に被害があった場合にも保険申請することができます。
築年数が古かったりすると経年劣化による損傷などもあったりすると思います。そうしたときのトラブルにもこの保険を活かすことができそうですね。
④ 休業補償オプションも付けられる
事故やトラブルによる休業補償をつけることができます。
例えば、
・ダンススタジオで鏡を割られてしまい営業ができなくなった
・ドアを壊されて営業ができなくなった
など、その修繕工事で休業せざるを得ない日数に対して、1日あたり〇〇円という形で補償されます。
大きな事故があれば休業せざるを得なくなるので、休業補償も入っておいたほうがいいですね。
ちなみに休業補償はオプションですが、僕の場合は月々の保険料は200円しか掛かりませんでした。それでいて1日30000円の休業補償が出ます。
⑤ 格安で加入できる
気になる保険料の話。
僕の場合は、前項④で説明した休業補償オプションをつけなかった場合で、保険料は約3000円/月でした。
保険屋さん曰く、レンタルスペースという営業形態ならそこまで事故は多くないであろう、という保険会社の見解からの金額なんだそう。
ちなみに僕のレンタルスペースは約100㎡あり、その広さで月々3000円ほど。
スペースの広さによって保険料も変わってきますが、0〜200㎡まではそこまで大差はなく、200㎡以上となると保険料も少し高くなってくるそうです。
1つのレンタルスペースに対して1つの保険料がかかってくるので、複数物件をお持ちの人はその数だけ保険に入る必要があります。
レンタルスペースに適用する保険を扱っている会社は他にもある
今回紹介したのは「あいおいニッセイ同和損保」の保険でしたが、他にも「東京海上日動」や「三井住友海上」にも似たような保険があります。
どれも内容は似たような保険なので、気になる方は調べてみるか、保険屋さんに相談してみると良いと思います。
ちなみに保険屋さんからの裏情報も一つ。
ある「S」から始まる名前の保険会社はおすすめできないと言われました。
保険が下りにくい、または振込が遅いなど、他と比べて対応が悪いそうです。
詳しくは個別に連絡いただければ教えます。。
保険に加入しないと色々と面倒な手間が増える
僕もレンタルスペースをかれこれ2年近く運営していますが、色んな事故が起こりました。
屋上の床がスモークボールで焦がされた
アクロバット撮影で演者がケガをした
ビルの付帯設備のガラスが割られた
トイレの電源スイッチを壊された
照明機材を倒されて破損した
特殊インキで壁を汚された
などなど....
この中で、直接損害請求をして解決したものもあれば、着信拒否されてそのまま逃げられたこともあります。
保険に入ってないと、いざトラブルになった時に、解決するまでの手間や感情のコントロールなど、本当に色々面倒なんですよね。
スペースマーケットの保険は加害者請求型になってしまったので、ほぼ直接解決と同じようなもの。
それに、レンタルスペースは自社サイト集客できないと生き残れない時代です。
そのため、ポータルサイトの保険に守られない中で、何かあったときの保険は必要です。
毎月数万円もする保険なら考えものかもしれないですが、月々約3000円でこういったトラブルの解決手段が取れます。
僕は加入しましたが、まだ未保険の方は加入しておくことをおすすめします。
まとめ
最後にもう一度紹介しますが、僕が加入したのは下記の保険です。
保険会社:あいおいニッセイ同和損保
商品名:タフビズ事業活動総合保険
もし、知り合いに保険屋さんがいないとか、保険に入るのが初めてでといった方がいましたら、僕の担当の保険屋さんを紹介できるので、お気軽にメールやTwitterなどで相談していただければと思います。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただき有難うございました。