動画編集

動画編集の仕事内容について解説【転職すると給料はどれくらい?】

この記事を読むことでこんな悩みが解決できます。

・動画編集の仕事内容って?
・転職すると給料はどれくらい?
・フリーランスだとどれくらい稼げる?
・動画編集を仕事にするにはどうしたらいい?

なぜなら、動画編集歴2年の現役動画クリエイターの僕が、実際に行っている仕事内容を紹介するからです。

また、僕が動画編集でどれくらい稼いでいるのか、動画編集の仕事を始めるために何をしたのかも紹介します。

そのため本記事を読めば、動画編集の仕事内容が具体的にイメージできて、今から動画編集の仕事の準備に入ることができますよ

難しい専門用語とかなしで、分かりやすく書いているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

 

動画編集の仕事内容とは?

前提として、動画編集という仕事は、動画を分かりやすく魅力的に見せるために行う仕事です。

ビジネス系の動画であれば編集でより分かりやすく、エンタメ系の動画であれば編集でより面白くするのが目的の仕事です。

基本的に、クライアントありきの仕事のため、クライアントと仕事を進めていく形になります。

動画編集の仕事内容は、クライアントによって異なり、仕事の流れも変わってきます。

 

動画編集の仕事の流れ

仕事の流れとしては、2つのパターンがあります。

クライアントと企画や構成を考えて編集する

② クライアントの指示書のもと編集する

それぞれ解説しますね。

 

①クライアントと企画や構成を考えて編集する

一つ目は、クライアントと企画や構成を考えてから、動画編集するパターンです。

仕事の流れとしては、まずは打ち合わせからスタートです。

どんな目的の動画で、どんな動画を作りたいのか、具体的に企画や構成をクライアントと考えます。

具体的には、クライアントが動画で実現したいことや、困りごとなどをヒアリングして、一緒にアイデアを出していく感じですね。

そして企画と構成がまとまったら、その内容で動画を編集していきます。

このパターンだと、自分のアイデアが採用されたり、自分の感性やセンスも表現できるので、やりがいがありますよ。

 

② クライアントの指示書のもと編集する

二つ目は、クライアントの指示書のもと編集するパターンです。

クライアントから素材(元動画)と指示書をもらい、指示書に従って動画を編集していきます。

ちなみに、フリーランスや副業向けの仕事は、このパターン(指示書ありきの仕事)がほとんどです。

 

動画編集ってどんな作業をするの?

動画編集は動画編集ソフトを使用して、具体的には下記のような作業をします。

①カット編集

②BGM挿入

③効果音挿入

④テロップ挿入

順番に解説しますね。

 

①カット編集

カット編集は、動画の要らない部分をカットする編集のことです。

具体的には、撮影開始するときの「3.2.1.スタート」のかけ声の部分だったり、「え~」とか「あの~」とかいう繋ぎ言葉の部分とかですね。

あとは、沈黙していたり、内容がなくて間延びしてる部分なんかもカットします。

カットしたら、必要な動画部分だけをつなぎ合わせて作業は完了です。

動画を全て再生しながら行う作業なので、動画が長ければ長いほど作業時間がかかる仕事です。

 

②BGM挿入

BGM挿入は、動画にBGMをつける作業ですね。

動画の雰囲気に合ったBGMを見つけて、動画に挿入します。

クライアントから「このBGMを挿入して」という指示があることは少ないので、自分でBGMを探すことから仕事になります。

BGM自体はフリー素材サイトで沢山見つかりますが、動画の雰囲気に合うBGMを選ぶのに時間がかかる人が多いです。

BGMの挿入作業自体はカンタンなのですが、BGM選びに悩んで時間がかかってしまうんですよね。

 

③効果音挿入

効果音挿入は、動画の所々に効果音をつける作業ですね。

例えば、寒いギャグを言ってすべった時に「ヒュ~」と風の効果音をつけたり、重要なことを話すときに「ドドンッ!」と太鼓の効果音をつけたり、とかですね。

効果音もフリー素材サイトで沢山見つかりますが、どの箇所にどういう効果音を挿入するのか、と考えるのに時間がかかりがちです。

 

④テロップ挿入

テロップ挿入は、動画にテキスト文字を入れる作業ですね。

動画にテロップがあることで、分かりやすくなりますし、無音再生でも内容が入ってくるので、どんなジャンルの動画でもテロップは必要だったりします。

テロップ挿入は、話している会話を区切ってテキストを入力していく、という作業の繰り返しなので、会話のボリュームが多ければ多いほど作業量も膨大になります。

動画編集の作業の中でも、特に時間がかかってめんどくさい作業なので、テロップ挿入だけ、という編集の仕事も多いです。

 

動画編集の仕事に転職すると給料はどれくらい?

続いて、動画編集者の給料について紹介します。

カカクコムが運営している「求人ボックス 給料ナビ」によるデータを参照すると、下記の通りです。

雇用形態 年収・時給
正社員 年収414万円
派遣社員 時給1,594円
アルバイト・パート 時給1,048円

上記のデータは

動画編集者・映像制作者の正社員の場合の平均年収は、414万円となっています。

全体的にみると、平均的か、やや低めの傾向にあります。

理由については、働いている人の年齢が若いことが言えます。

動画編集者は20代~30代の方が多いので、平均年収で見るとそこまで高くないんですね。

 

動画編集だけの仕事なんてあるの?

求人ボックス 」で動画編集・映像編集の仕事を探しましたが、東京都だけで2000件以上の求人がありました。

下記のように、動画編集だけの仕事もたくさん見つかります。

 

求人募集の多さから、動画編集者の需要の高さが分かりますね。

 

会社員で高年収を稼ぐには

ちなみに、平均年収は414万円となっていますが、給与分布でいうと304万円~734万円と幅が広く、勤務先やスキルによって差があります。

比較的に、関東の会社のほうが給料は高い傾向にあります。

つまり、高年収を稼ぎたいのであれば、関東圏の会社でスキルやセンスを磨き、キャリアを重ねていくことが確実な方法と言えますね。

 

フリーランスだと、どれくらい稼げるの?

一方で、フリーランスの動画編集者はどれくらい稼げるのでしょうか。

これは人によって様々なので、仕事の単価で見ていくとイメージしやすいと思います。

 

フリーランスの動画編集者の仕事の単価

動画編集の仕事は色々とあって、単価も違います。

たとえば、Youtubeの動画編集の場合は、平均1本5000円~20000円くらいが相場です。

また、最近流行りのショート動画の編集の場合は、平均1本2000円~5000円くらいが相場です。

ただし、1本の動画をまるまる制作するものであれば、1本10000円~30000円と単価は上がります。

企業の動画広告や、企業CMの制作といった案件だと、1本10万円~という高単価になります。

 

Youtubeの動画編集がメインの場合の収入

フリーランスや副業向けの案件は、Youtube動画の編集案件が多いです。

そのため、Youtubeの動画編集がメインの場合には、月15万円~30万円ぐらい稼げるイメージです。年収で言うと、180万円~360万円といった感じでしょうか。

Youtubeの動画編集は、前述した「指示書ありきの仕事」なので、単価が低くて稼ぎづらいんですよね。

 

フリーランスで高収入を得るには?

そのため、それ以上に稼ぎたい場合には、動画編集スキル以外も身につける必要があります。

具体的には、

・アニメーション作成スキル

・動画マーケティングスキル

・ディレクション

といったスキルですね。

今の段階で覚える必要はないので説明は省きますが、上記のスキルがあれば、+100万円以上の収入の上乗せは期待できます。

理由は、高単価案件の仕事が受注できるようになったり、案件を沢山こなせるようになるからです。

ちなみに僕の場合は、副業で動画編集の仕事をしていて、動画マーケティングも勉強したおかげで、継続案件で年間100万~150万円の安定収入を得られています。

あとは、単発の仕事で年間10万~50万円ほど稼げている感じです。

 

フリーランスで高収入を得るには、編集以外のスキルも身につけましょう。

 

動画編集を仕事にするには?

動画編集を仕事にするには、大きく分けて3つの選択肢があります。

①動画制作会社などの企業に就職する

②フリーランスとして独立する

③副業を始める

 

動画編集者になるためには、資格や学歴はほとんど影響しません。

しかし、動画編集者として就職・転職する、また仕事を獲得するには、自分のスキルを実績やポートフォリオ(作品集)で証明しないといけません。

そのためには、まずは動画編集ソフトの使い方をマスターすること。

そして、動画編集の副業から始めて経験を積んで、実績とポートフォリオを充実させていく必要があります。

 

動画編集の経験も実績もない人を採用したり、仕事をお願いすることはないですからね。

 

順番としては、動画編集の勉強をする→副業を始めてみる、という流れですね。

まずは、動画編集の基礎スキルを習得して、副業で稼ぐことからスタートしましょう。

 

何から始めればいいか分からない方は、下記記事「【動画編集何から始める?】未経験者向け動画編集の始め方3ステップ」を参考に。

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動画編集の副業の始め方については、下記記事「動画編集の副業の始め方【月5万円稼ぐまでの基礎ロードマップ】」で詳しくまとめてあるので参考にどうぞ!

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動画編集を仕事にするメリット

動画編集を仕事にするメリットは下記の通りです。

①将来性がある

②身につくスキルが多い

③好きな場所・好きな時間に働ける

④フリーランスで独立できる

順番に解説していきます。

 

①将来性がある

動画市場は、これから右肩上がりで成長するという予測がされています。

引用元:2021年国内動画広告の市場調査

上記は、大手広告代理店「サイバーエージェント」が調査した動画広告市場のグラフですが、年々市場規模が拡大していくことが予測されています

前述したように、動画編集者の求人が多いのは、動画編集者が不足していることを意味しています。

そのため、今から動画編集を始めれば、就職・転職では売り手市場で探せますし、フリーランスや副業でも需要の波に乗ることができます。

 

動画市場は、不景気な国内では珍しく成長している市場なので、このタイミングで参入するのはおススメです。

 

②身につくスキルが多い

動画編集は、編集スキル以外にも身につくスキルが多いです。

例えば、企画・構成作り、シナリオ作り、デザイン、音楽への知見などですね。

なぜなら、動画の企画や構成から携わる仕事があったり、挿入する画像をつくったり、音楽を選んだりするからです。

そのため、動画編集は複合的なスキルが身につきます。

動画編集は他の仕事にも応用できて、キャリアの選択肢が広がる仕事でもあるんですよね。

 

③好きな場所・好きな時間に働ける

動画編集は、Wi-fi環境さえあれば、どこでも作業できます。

おしゃれなカフェでも、海外旅行中でもできる仕事です。

また納期さえ守れば、好きな時間に働けるのもメリットです。

毎日通勤電車に揺られて、決まった場所、決まった時間で働くという窮屈さから逃れられます。

 

④フリーランスで独立できる

動画編集は、フリーランスで独立可能です。

なぜなら、フリーランスや副業向けの動画編集案件が山ほど溢れているからです。

例えば、フリーランスや副業向けのお仕事サイト「クラウドワークス」では、731件もの動画編集のお仕事の募集があります。

 

市場の成長もあって、今後も案件が増えていくことが予想できます。

今のうちから動画編集を始めれば、時間や場所にとらわれず、自由に働ける動画編集者を目指せますよ。

 

動画編集を仕事にするデメリット

一方で、動画編集を仕事にするデメリットは下記のとおり。

①初心者のうちは安定しづらい

②自己管理能力がないとキツイ

③常に向上する意識が必要

順番に解説しますね。

 

①初心者のうちは安定しづらい

会社員でも、フリーランスや副業だとしても、初心者のうちは収入の面で安定しづらいです。

理由は、スキルや実績がない(少ない)からです

会社員の場合は、スキルや実績のあるクリエイターに仕事は集中するので、入社したばかりのうちは期待できないでしょう。

また、フリーランスや副業でも、最初はなかなか案件が獲得できずに、収入が安定しない時期が続きます。

 

初心者のうちは収入面では辛抱して、経験値を稼いでいきましょう。

 

②自己管理能力がないとキツイ

動画編集の仕事は、自己管理能力が必要です。

なぜなら、動画編集には必ず納期があるからです。

納期までに必ず納品しないと、次の仕事は任せてもらえないですし、継続して稼いでいくことは難しいです。

動画編集は、基本的に一人の仕事です。

そのため、例えば体調を崩してしまったら、仕事ができなくなってしまいます。

また、納期までに間に合うように、仕事のスケジュール管理も必要です。

動画編集の仕事は自由に働ける分、自己管理能力がないと務まらない仕事なんですよね。

 

③常に向上する意識が必要

自宅で作業できる動画編集の仕事は、副業に向いているので、動画編集を始める人は増えています。

日に日にライバルが増えているので、動画編集スキルだけあっても、ゆくゆくは「タダの動画編集者」に埋もれてしまいます。

そのため、動画編集の仕事で安定して稼いでいきたいなら、常に向上する意識が必要です。

例えば、最新のトレンドに触れてみるのも一つの方法。

YoutubeやTiktokなどが分かりやすいですね。

何が流行っているか、どういう動画がバズっているかなど、普段から見ておくと、クライアントへの提案ができるようになります。

あとは、アニメーション作成スキル、動画マーケティング、などの勉強もおすすめですね。

動画編集スキル=安泰、というわけではないので常に勉強する意識は必要です!

 

動画編集の仕事に向いている人の特徴

ここまで、動画編集の仕事内容や、メリット・デメリットをまとめてきました。

それを踏まえて、動画編集の仕事に向いている人の特徴について紹介します。

下記の通りです。

・コツコツと作業ができる人

・動画が好きな人

・人に笑いや感動を与えたい人

・センスや感性を活かしたい人

・個人で稼げるスキルを身につけたい人

上記のいずれかに、一つでも当てはまるなら、動画編集者になることはおすすめできます。

ちなみに僕の場合は、「動画が好き」で「コツコツと作業ができる」人だったので、動画編集の仕事をやっていて「楽しい」と感じています。

大変なことも多いですが、それ以上に「やりがい」を感じるほうが多いので、これからも続けていきます。

動画編集の仕事をしていて感じる「やりがい」については、下記記事でまとめてあるので、興味のある方はチェックしてみてください。

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まとめ:動画編集は自由度の高い仕事です!まずは、副業から始めてみよう

今回は、動画編集の仕事内容について深掘りして解説しました。

動画編集は、これからも需要が伸び続ける仕事です。

また、好きな場所、好きな時間に働ける自由度の高い仕事でもあります。

そのため、次のキャリアとして目指すには、間違いなくおすすめの仕事と言えます。

とはいえ、まずはスキルを習得することからスタートです。

そして、スキルを習得したら、リスクのない副業から始めましょう。

もし、最短で動画編集のスキルを習得して、副業で稼ぎ始めたいなら、動画編集スクールを活用しましょう。

プロの動画クリエイターが実践スキルを教えてくれて、分からないことは即解決できる環境で学ぶことができます。

副業案件を紹介してくれるスクールもあるので、すぐに実績を積むことも可能です。

おすすめの動画編集スクールは、下記記事「働きながら学べる!社会人向け動画編集スクール・講座おすすめ13選」でまとめてあるので、参考にどうぞ!

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それでは今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

  • この記事を書いた人

テル

SEOが好きな39歳 |【経歴】新卒→ブラック企業→転職失敗→月収8万実家暮らし▶︎うつ病経験あり▶︎副業でSEOアフィリエイトを始める▶︎最高月400万稼げたSEOスキルで様々な副業に成功 ▶︎web制作、動画編集、レンタルスペース4店舗運営「えこてん」 ▶︎ 年商2000万レベル ▶︎ 毎日ブログ書いてます↓↓

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