「飲食店が場所貸しで稼げる方法を教えてほしい。集客の方法とかも詳しく知りたいんだけど...」
そんな疑問にお答えします。
今回は飲食店が場所貸しで儲ける方法についてまとめました。
この記事を読むメリットはこんな感じです。
- 飲食店が場所貸しで儲ける方法がわかる
- 場所貸しのやり方がわかる
- 新しい収益源ができる
- 状勢変化に対応できるようになる
この記事を書いている僕は、3つの場所貸しのスペースを運営していますが、お手伝いで居酒屋さんの場所貸しのビジネスも手伝っています。
そこでの経験をふまえて言うと、飲食店の場所貸しは需要がありますし、営業時間外の収入になりますし、新たな収益源の確保になるので、メリットだらけです。
コロナの時代の新しい飲食店運営の仕方になるかもしれない、飲食店の場所貸しについて詳しく解説していきます。
飲食店が場所貸しで儲ける2つの方法
下記の2つです。
1.間貸しする
2.レンタルスペースにする
この2つの方法を紹介する理由は、需要があるからです。
今の時代で場所貸しで儲けたいなら、この2つの方法どちらかです。
それぞれを深掘りして説明していきます。
1.間貸しする
コロナになってからは特に、新規で飲食店をオープンするリスクはかなり大きいです。
そして、コロナになってから拍車をかけたのは、様々な営業形態をする飲食店が増えたことです。
昼営業のみ、夜営業のみ、宅配専門、テイクアウト専門、ゴーストレストランなど。
そこで、1日だけお店を出したい、土日の夜営業だけ飲食店をやりたいなど、お店を出店する資金はないけどお店をやりたい、といった人たちにお店を間貸しするというビジネスが流行っています。
間貸しを始めたいという飲食店オーナーにオススメなのは、「シェアレストラン」というマッチングサービスです。
シェアレストランとは、お店を貸したい(場所を貸したい)人と、借りたい人のマッチングを行うサービスのこと。
借り手はシェアレストランに利用料を払い、貸し手は利用料の80%が振り込まれるようになっています。
どのくらい儲かるかというと、お店の立地や家賃、間貸しする日数や時間によっても変わりますが、月5万円〜20万円くらいの収益にはなるビジネスです。
間貸しというと、利用者への契約やルール、保険、転貸借などの契約の話などが必要になってきますが、ほぼシェアレストランが取り持ってくれるので、間貸しするならシェアレストランに登録しておけば間違いないです。
その他の間貸しのマッチングサービスでは、飲食マッチ.COMというのもおすすめです。
飲食マッチ.COMでは、お店の開業以外にも、街コン・合コン・オフ会・勉強会といった用途で時間貸しすることもできるので、気になる方はチェックしてみてください。
2.レンタルスペース
飲食店に限らずなんですが、今はレンタルスペースというビジネスがかなり需要があります。
レンタルスペースとは、貸し会議室とかパーティースペース、ダンススタジオなど、場所のみを提供して時間単位でお金をもらうというものです。
飲食店のレンタルスペースもけっこう需要があります。
というのも、飲食店のレンタルスペースは様々な利用用途があるからです。
飲食店としての設備が整っているので、パーティーや懇親会、打ち上げ会場といった場所貸しにはぴったりです。
また映画やドラマといった撮影需要もけっこう多いです。
飲食店のセットを組むのはお金も労力も大変なので、雰囲気のあったお店をレンタルして撮影したほうが安上がりだからです。
ほかにもCMやミュージックビデオのワンシーンで使いたいというのもあったりします。
居酒屋のレンタルスペースの運営実績
実際に僕も居酒屋のオーナーと協力して運営しているスペースがあります。
撮影スペースとしての利用のみ貸し出しをしているのですが、それでも月2~3件くらいは問い合わせがあります。
レンタル料金は1時間1万円で貸し出ししていますが、撮影となると3時間~12時間くらいかかることもザラなので、1回のレンタルだけでもまとまった金額を稼ぐことができます。
多いのは、映画やドラマのワンシーンや、ミュージックビデオなどですね。
これから撮影用途だけでなく飲食スペースとしても貸し出しをしようと考えています。
ちなみに僕が運営している居酒屋スペースは、朝から昼過ぎにかけて(仕込みの時間まで)の居酒屋の営業時間外のみレンタルしているんですが、中には居酒屋の営業時間中のレンタルも希望するお客さんもいたりします。
その場合は、営業補償代金をもらうことができます。
制作会社であれば、向こうから「営業補償は1時間あたりいくら掛かるか?」といったことを言ってきたりします。
飲食店としての売上よりも、場所貸しで営業したほうが儲かる可能性もあるのです。
居酒屋の場合は、雰囲気そのままが場所貸しとして需要があるので、余計なものを買ったり作ったりする必要もありません。
初期投資0円で始められるのもメリットです。
飲食店のレンタルスペースの始め方【集客方法おしえます】
ズバリ、ポータルサイトに登録しましょう。
もっと言えば、ポータルサイトに登録するだけで集客は可能です。
まずは下記の2つに登録をしましょう。
レンタルスペースのポータルサイトとしては2強のサイトで登録料は無料です。検索で必ず行きつくし、利用者も多いので集客には最強のサイトです。
ちなみにレンタルスペースのポータルサイトはたくさんあります。
余裕があれば他のポータルサイトにも登録を進めましょう。
お店の業態によって登録するサイトを選んだほうがいいですね。
例えば居酒屋だったら「居酒屋 レンタルスペース」と検索して上位に表示されるポータルサイトに登録するなどですね。
お店を撮影用として貸し出したいなら、「居酒屋 撮影」「居酒屋 ロケ」といったキーワードで上位表示されるサイトに登録しましょう。
おすすめのポータルサイトは下記記事で詳しく紹介しています。
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予約が増えるポータルサイトの登録のコツ
とにかく写真をたくさん掲載することです。
場所貸しはどんなところに需要があるか分からないので、お店の中の写真をたくさん撮って掲載しましょう。
飲食スペースだけではなく、お店の外観や入口、レジ付近や調理場などの写真もあると良いです。
それと、写真は必ずカメラマンに撮ってもらうこと。写真の見栄えも予約には影響してきます。
カメラマンに撮ってもらったほうが写真の仕上がりが全然違いますからね。
クラウドワークスなどでカメラマンを募れば意外と安く撮影してくれますよ。
あとは写真だけだと伝わりづらい部分もあったりするので、動画も撮って掲載するのもおすすめです。
下記記事では、月150万円稼ぐ筆者がスペースマーケットの登録方法を紹介しています。儲かる登録のコツも紹介しているので参考に。
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飲食店のレンタルスペース運営のやり方
ポータルサイトに登録したら、あとはお客さんからの問い合わせを待ちます。
問い合わせ対応
メールか電話で問い合わせがきます。
メールの返信はできる限り早いほうが印象はいいです。それに検討スペースの1つかもしれないので、返信が遅いと別のスペースにお客が流れてしまいます。
電話の場合もできるかぎり出れるようにしておきましょう。
下見(ロケハン)の対応
場所貸しの場合、下見をしたいという人もわりと多いです。
業界用語ではロケハンと言ったりします。
下見の日程調整などを行い、当日は現場立ち合いをしながら利用目的等をヒアリングします。
ここでルール説明や注意事項の説明をしておくとスムーズですね。
予約日の対応
人を配置するなら、当日カギの受け渡しや注意事項の説明をします。
無人で運営するなら、事前にカギのある場所や注意事項の説明をしておきます。
利用人数や利用目的によって、人を配置するかしないかを決めるのも良いと思います。
当日は利用中にお客さんからの質問や相談がきたりするので、電話は出れるようにしておきます。
また当日時間の延長希望が入る可能性もあるので、料金設定と清算方法も決めておきましょう。
飲食店の場所貸しのデメリットや注意点
最後に、飲食店の場所貸しビジネス(間貸し・レンタルスペース)のデメリットや注意点もまとめました。
場所貸しはいいことばかりではないという面も知っておいてください。
人の配置が必要になる
飲食店の場所貸しは、レジや金庫、調理場や倉庫など、本来お客さんが出入りすることがないスペースまで足を踏み入れてしまう可能性もあります。
間貸しする場合は審査したり面接をして注意喚起はできますが、レンタルスペースの場合には顔も合わさずに利用されることもザラにあるので、何をされるか分からないという不安があります。
人が常駐する必要はないと思いますが、カギの受け渡しや注意事項の説明、原状復帰の確認といったことで人の配置は必要になるので、新しい仕事が増えることになります。
どんな人に使われるか分からない
間貸しする場合は、審査や面接をして人を選ぶことができますが、レンタルスペースの場合はどんな利用者が来るか分かりません。
態度が悪い人、マナーがなっていない人、ルールを守らない人もいたりします。
ひどいときはお店を汚したり壊したりしても、申告もなしで帰る人もいます。
もちろん間貸しの場合にも注意は必要です。契約したオーナーではなくそのお客さんが酷かったりもしますから。
自分の店=家を勝手に荒らされるのと一緒なので、場所貸しはストレスが溜まることも多いです。
休みがなくなる可能性も
こちらはレンタルスペースに限った話。
さきほども説明したとおり、レンタルスペースでは、カギの受け渡しや注意事項の説明、原状復帰の確認以外にも、お客さんからの問い合わせへの対応も仕事になります。
メールや電話はいつ来るか分からないものですし、人気のスペースとなれば毎日の業務となります。
1人で運営しているお店であれば、休みが減る、もしくは休みがなくなる可能性もあります。
本格的にやるなら、場所貸しのビジネスのためにアルバイトの人を雇ったり、場所貸しの運営代行してくれる人と一緒にやると良いです。
営業許可やトラブル対応が必要になる場合も
例えば、間借りした人が短期でもお店をオープンするとなると、お店のジャンルや商品によっては営業許可が必要になる場合があります。
間借りした人がお菓子や酒類を売りたいなら、菓子製造許可や酒販免許を取得しないとお店を出せません。
これは営業許可を持つオーナーの責任になります。
また、間借りしたお店で食中毒が起きたといった場合には、保健所の立ち入り調査が行われます。
そうなると当然、間借りした人のお店だけではなく、貸したオーナーのお店も連帯責任となって営業停止になってしまいます。
滅多に起きることではないと思いますが、そうしたリスクを伴うということも肝に命じておきましょう。
まとめ:飲食店の空いた時間を収益化させよう!
今回は、飲食店の場所貸しについて解説しました。
内容をまとめると、下記の2つがおすすめです。
- 間貸し
- レンタルスペース
コロナで飲食店経営が手探り状態の今、場所貸しで新しい収益を得るという方法は賢い選択だと言えます。
コロナのせいで、飲食店が今後どういうかたちで経営していけるのかは誰も分かりません。
なので、場所貸しの収入はあったほうが良いに決まっています。
ただ一つ言えるのは、飲食店の場所貸しは需要があり、新しい収益になるのは間違いないということ。
いまできることをとにかく実行するしか他ありません。
もし本記事を読んで少しでも場所貸しに興味をもったら、間貸しするならシェアレストラン、レンタルスペースやるならポータルサイトの登録から始めてみてください。
レンタルスペースの始め方については下記記事を参考にしてください。
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