・レンタルスペース経営のメリットが知りたい
・レンタルスペース経営のデメリットが知りたい
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事を読めば、レンタルスペース経営のメリット・デメリットが分かりますよ。
なぜなら、ボクもレンタルスペース経営を始めて3年目で、4店舗運営している経験があるからです。
レンタルスペースって生きてる。
レンタルスペースの運営始めて3年目になるけど、時間をかけた分だけ売上に繋がると感じる。
スペースの改善、レビューを即返答、SNS更新、ブログ更新等。
場所貸し、放置してお金になる、みたいなイメージあるけど、惜しみなく向き合った人が成功するビジネスかと。
— テル@SEO好きな経営者 (@teruhikoaieda) January 24, 2023
結論、レンタルスペース経営はメリットが多く、興味がある方にはおすすめのビジネスです。
とはいえ、運営する中で大変なことも色々とあるので、本記事ではデメリットについてもしっかり紹介します。
この記事を読んでレンタルスペースを始めるきっかけになれば嬉しいです。
レンタルスペースとは?
最初に、そもそもレンタルスペースとはどういうものか解説しますね。
レンタルスペースとは、空いているスペースを時間単位で貸すビジネスです。
ビル、マンションの一室、空き家など、空いているスペースを有効活用するサービスです。
運営するにあたって免許や届け出も要らないので、個人でも運営しやすく、年々スペースも増えていっています。
コロナ渦では、カラオケやホテルが「テレワーク用」として部屋を貸し出していたのも、レンタルスペースの一種です。
様々な空間がレンタルスペースとして提供されているのは、利用用途が幅広いという理由があります。
レンタルスペースは様々な利用用途がある
レンタルスペースは様々な利用用途があります。
特に多い利用用途は下記のようなもの。
レンタルスペースで多い利用用途
- パーティー
- 会議室
- レンタルスタジオ(ダンスやヨガ)
- レンタルサロン(整体やエステ)
- 撮影スタジオ
うまくいくレンタルスペースにするには、上記のような利用用途に応じたコンセプトのスペースにすることです。
例えば僕の場合は撮影スタジオを4つ運営しています。
僕自身が動画制作の仕事もしていることもあって、自分の仕事部屋にしつつ、使わない時間はレンタルスペースとして貸出をして、副収入を得ています。
自分で使いつつ、空いた時間に貸せる、それもレンタルスペース経営のうまみですね。
レンタルスペースと民泊の違い
レンタルスペースと似たビジネスとして民泊がありますが、違いが2つあります。
- 時間貸し or 1日単位
- 許可や届け出の有無
レンタルスペースが時間貸しなのに対して、民泊は1日単位の貸出になります。
民泊は宿泊がなければ1日売上ゼロですが、レンタルスペースの場合は、時間単位でも売上になるので、抜け目なく収入にできるメリットがあります。
また民泊の場合は宿泊サービスを提供するビジネスなので、旅館業法などの許可や届け出が必要になります。
一方でレンタルスペースの場合は許可や届け出が必要なく、物件さえあればすぐにでも始められるビジネスです。
レンタルスペース経営のデメリット【4つ】
まずはデメリットについて解説します。
レンタルスペース経営のデメリットは以下の4つです。
レンタルスペース経営のデメリット
- 収入に波がある
- 立地によって儲からない場合がある
- 手間がかかる(問い合わせ・清掃など)
- 撤退のリスクもある
順番に解説しますね。
①収入に波がある
レンタルスペース経営は収入に波があります。
時間貸しのビジネスのため、利用者数、利用時間によって売上が変動するからです。
分かりやすい例で言うと、パーティースペースは、年末やクリスマスは売上が伸びますが、それ以外の月は全然入らないということも起こります。
そのため、月によっては赤字になることもあるので、毎月安定した収入を得たいという方にはデメリットと言えます。
②立地によって儲からない
レンタルスペースは立地によっては儲かりません。
レンタルスペースは立地が重要だからです。
利用者の立場になってみれば分かりますよね。
例えば皆でパーティーをするとなった場合、マイナーな駅よりもメジャーな駅のほうが集まりやすいですし、駅から遠いよりも駅近のほうが喜ばれます。
もちろん儲からない理由は立地条件だけではないですが、立地に応じたコンセプトのスペースを作るなどの工夫が必要です。
③手間がかかる(問い合わせ・清掃など)
レンタルスペース経営は手間がかかります。
利用者からの問い合わせ対応、利用ごとの清掃が必要だからです。
問い合わせ対応は、利用前の質問、利用中にトラブルがあったときなど、メールか電話対応をしなければなりません。
特に多いのが鍵が開かないというトラブル。場合によっては現場に駆け付けないといけないケースもあったりします。
また利用ごとに清掃も入らなければなりません。清掃スタッフを雇えば必要ないですが、清掃のやり方を教えるためにも最初は自分でやらなくてはなりません。
最初はやることが多く手間がかかるのがデメリットです。
④撤退のリスクもある
レンタルスペースは撤退のリスクもあります。
建物が取り壊しになる、また近隣クレームなどより、大家や管理組合から撤退勧告をされる可能性もあるからです。
特に多いのが近隣クレームです。
パーティーで深夜まで騒いでいた、ダンスの振動など、近隣からクレームが何度も入ると、撤退勧告をされてしまうこともあります。
賃貸物件であれば、物件の初期費用、内装や備品など、全て無駄に終わってしまうリスクもあるので注意が必要です。
レンタルスペース経営のメリット【5つ】
次は、メリットのお話し。
レンタルスペース経営のメリットは以下の5つです。
レンタルスペース経営のメリット
- 低リスクで始められる
- 再現性が高い
- 古い物件でもOK
- 集客のプラットフォームができている
- 価格変更、コンセプト変更がしやすい
順番に解説します。
メリット① 低リスクで始められる
レンタルスペースは不動産投資と比べれば、はるかに低リスクです。
理由は賃貸物件で運営できるからです。
また万が一儲からない場合でも、すぐに撤退することもできます。
もし賃貸物件でレンタルスペースを経営する場合、初期費用は家賃の6倍の費用がかかるイメージです。
初期費用は物件契約費用、内装・備品費用などですね。家賃10万なら60万円くらい、15万なら90万円くらいは考えておいたほうがいいです。
というわけで、レンタルスペースは50~100万円の余剰資金こそ必要ですが、不動産投資と比べれば断然リスクなくスタートできるビジネスです。
メリット② 再現性が高い
レンタルスペースは再現性の高いビジネスの一つです。
理由は稼いでいる人気のレンタルスペースが分かるからです。
一からオリジナルのスペースを作る必要はなく、人気のレンタルスペースを真似すればいいので、間違った方向にいきにくいです。
もちろん丸パクリはダメですが、雰囲気やレイアウトなどを真似すれば、稼げる人気のスペースを目指すことが可能です。
注意点は、エリアが被らない場所のスペースを真似すること。
エリアが被ってしまうと真似したスペースと競合してしまい、真似したスペースもあなたも利用者が減ってしまうので絶対にやめましょう。
メリット③ 古い物件でもOK
レンタルスペースは古い物件でもOKです。
理由は、レンタルスペースには外観は関係ないからです。
レンタルスペースの利用者は室内の写真を見て「ここにしよう」と思うので、建物の外観や築年数で決める人はほぼいません。
そのため、家賃が安くて古い物件でも経営ができるのがメリットです。
メリット④ 集客のプラットフォームができている
レンタルスペースは集客のプラットフォームができています。
スペースマーケット、インスタベースといったポータルサイトがあるからです。
上記のポータルサイトは無料で登録ができて、何万人ものユーザーが登録しているので、登録した即日に予約が入ることもあります。
自社サイト集客、SNS集客、広告を出すといったスキルがなくても集客が可能です。
メリット⑤ 価格変更、コンセプト変更がしやすい
レンタルスペースは価格変更、コンセプト変更がしやすいです。
繁忙期は価格を上げて、閑散期は価格を下げるといったやり方ができるからです。
また例えば会議室だったスペースがあまり儲からなかったので、撮影スタジオにコンセプト変えする、といったことも可能です。
時代の流れや季節などで、フレキシブルに経営できるのはメリットです。
レンタルスペースはいくらぐらい儲かる?
結論、レンタルスペースによってそれぞれです。
僕も交流があって色々なオーナーの話を聞きますが、家賃7万円の部屋で月30万円あげるパーティースペースもあれば、家賃10万の部屋で月15万円あげる貸し会議室など、それぞれです。
また、例えば僕の撮影スタジオの場合は、家賃30万円に対して120~150万円の売上が出ています。
これだけ売上がある理由は、100㎡のスタジオと300㎡の屋上があるからですね。
箱が広ければ単価も高く設定できるので、売上も伸びやすいです。
とはいえ、小さい箱でも立地やコンセプトによって売上を伸ばすことも可能です。
一つ言えるのは、家賃が安ければ安いほど儲かる、ということ。
レンタルスペースで儲けたいのであれば、毎月の家賃など固定費を安くすることが得策と言えますよ。
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レンタルスペース経営がおすすめな人・おすすめしない人
ここまでの内容を振り返り、レンタルスペース経営がおすすめな人、おすすめしない人をまとめてみました。
下記のとおりです。
レンタルスペース経営がおすすめな人
- 100万円程度の余剰資金がある人
- 月10万~副収入を得たい人
- 自分でスペースの使い道がある人
- 店舗ビジネスをやりたい人
- 空き部屋がある人
1スペースあたりの初期費用は100万円あれば十分に足ります。
web系の仕事をしていて店舗ビジネスを始めてみたい人、空き部屋を持っている大家さん、自分の仕事場として使う予定がある人などにおすすめですね。
レンタルスペース経営をおすすめしない人
- 一攫千金を狙いたい人
- 人と関わる仕事がしたくない人
- 忙しすぎる人
レンタルスペースは時間貸しビジネスなので売上に天井があります。
そのため一攫千金を狙うには多店舗経営する必要がありますね。
また問い合わせ対応や清掃スタッフとのやり取りなど、人と関わる仕事になるため、一人で仕事がしたい人には向いていないです。
また利用者の対応や集客などやることも多いので、忙しすぎる人にもおすすめしません。
とはいえ、仕組化して運営すればほったらかしで稼ぐことも可能ですよ。
下記記事でレンタルスペース運営の業務を詳しく解説しているので参考にどうぞ!
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レンタルスペース経営の始め方
レンタルスペース経営の始め方について紹介します。
下記の4ステップです。
レンタルスペース経営の始め方
- 物件を見つける・契約する
- スペースの設営・準備をする
- ポータルサイトに登録
- 運営スタート
順番に解説します。
①物件を見つける・契約する
まずはレンタルスペースの物件探しからです。
※物件を持っている人は次のステップから読んでくださいね。
レンタルスペースを賃貸物件で始める場合は、転貸可能(又貸しOK)物件でなければなりません。
ただし、転貸可能物件というのは数が少ないので、不動産屋さんを回って探すことからスタートです。
レンタルスペースの物件の探し方については下記記事で詳しく解説しています。
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いい物件が見つかったら契約をします。
②スペースの設営・準備をする
物件を探すのと同時にスペースのコンセプトを決めておきましょう。
理由は物件契約=家賃が発生してしまうからです。
物件契約してから「どんなスペースにしよう」と考えていたら遅いです。
最初にコンセプトを決めておいたほうが、レイアウトもしやすいですし、物件も探しやすいです。
物件を探しつつ、スペースのコンセプトを決め、必要な内装や備品の準備も進めていきましょう。
レンタルスペースの設営や準備については下記記事を参考にしてください。
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③ポータルサイトに登録
スペースの設営と準備ができたら、ポータルサイトに登録しましょう。
レンタルスペースはポータルサイトに登録するだけで集客が可能だからです。
まずは、スペースマーケット、インスタベース、この2つに登録してください。
上記の2つは「レンタルスペース」と検索すれば上位1位、2位のサイトなので、登録してすぐに予約が入ることもあります。
レンタルスペース経営するなら登録は絶対なサイトなので、登録無料ですので必ず登録してくださいね。
またポータルサイトは登録した分だけ集客効果が期待できます。
余力があれば、下記記事で紹介するポータルサイトにも登録してみてください。
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④運営スタート
運営中は、問い合わせ対応と清掃が主な仕事です。
質問が多いことは事前に説明しておくなどして、対応時間を減らしていきましょう。
また清掃の手間を省きたいなら、清掃スタッフを雇いましょう。
特に運営中に一番手をかけたいのが、自社集客です。
ポータルサイトは集客しやすいですが、1件あたり30%の手数料を取られるからです。
いつまでもポータルサイト頼みでは儲かりません。
そのため、自社サイトを作る、SNSを立ち上げるなど、自社集客の仕組みを作っていきましょう。
レンタルスペースの集客方法については下記記事で詳しく解説しています。
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まとめ
今回はレンタルスペース経営のメリット・デメリットについて解説しました。
まとめると下記の通りです。
レンタルスペース経営のデメリット
- 収入に波がある
- 立地によって儲からない場合がある
- 手間がかかる(問い合わせ・清掃など)
- 撤退のリスクもある
レンタルスペース経営のメリット
- 低リスクで始められる
- 再現性が高い
- 古い物件でもOK
- 集客のプラットフォームができている
- 価格変更、コンセプト変更がしやすい
レンタルスペース経営にはデメリットはありますが、真似しやすい再現性の高いビジネスのため、失敗しにくいビジネスとも言えます。
失敗しないレンタルスペースの始め方については、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
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それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。