動画編集

動画制作・編集の料金相場を徹底解説!【メニューや価格表が作れる】

・動画制作や編集の料金相場が知りたい[
・動画制作・編集のメニューや価格表を作りたい
・動画制作・編集の仕事をいつでも受けれるようになりたい

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

この記事を読めば、動画制作や編集の料金相場が分かりますよ。

なぜなら、この記事を書いている僕も、動画制作や編集の仕事をしていて、過去に200本以上受注して納品した実績があるからです。

動画の仕事を始めて約2年経ちますが、競合他社の料金相場を調べつつ、メニューや価格表を作って動画の仕事を受注しています。

そのため本記事を読めば、相場が分かるので、あなたがこれから動画制作・編集の仕事を受注するための、メニューや価格表を作ることもできますよ。

記事前半では「動画制作・編集の費用が決まる項目」について、後半では「動画の目的別の料金相場」について解説します。

動画制作や編集を外注したい、見積もりは妥当な金額か確認したいといった、発注者の方も参考になる記事なので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

動画制作の費用が決まる項目【企画費・人件費・諸経費】

まず動画制作の費用は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

 

動画制作の費用が決まる項目

  1. 企画費:動画の台本作り、制作の進行管理業務など
  2. 人件費:撮影・編集費用、キャストの費用
  3. 諸経費:機材やスタジオのレンタル費用など

 

① 企画費:動画の台本作り、制作の進行管理業務など

企画費は動画の台本作りや、制作スタッフや制作スケジュールの進行管理の費用のことです。

金額の目安としては、2万円~50万円くらい。

企画業務は動画制作の予算や進行を管理するプロデューサー、動画制作の演出を総合担当するディレクターが担当する業務です。

 

② 人件費:撮影・編集費用、キャストの費用など

人件費は撮影や編集を担当するスタッフの費用、キャスト(モデル)の費用で決まります。

金額の目安は5万円~300万円以上かかることも。

理由はスタッフの費用は動画の制作期間によって変わることと、実写かアニメでも必要なスタッフが変わるからです。

実写の場合はディレクター、カメラマン、キャスト、動画編集者、ナレーターといった人が必要です。

アニメの場合はディレクター、イラストレーター、アニメーター、ナレーターが必要になります。

動画編集だけの業務であれば自分1人の人件費だけですね。

 

③ 諸経費:機材やスタジオのレンタル費用など

諸経費は種類が多いです。

分かりやすいところで言うと、撮影機材のレンタル費用や、スタジオやロケ地のレンタル費用ですね。

細かく挙げれば、撮影のセットにかかる美術費、備品費、ロケ弁、移動にかかる交通費なども諸経費になります。

諸経費は動画の内容によって必要数が変わるので、金額の目安は出せませんが、制作会社によって金額の差異が出にくい部分と言えます。

 

このように動画制作の費用は、「企画費+人件費+諸経費」で決まります。

 

動画制作の料金は「長さ(尺)」と「演出」で決まる

動画制作の相場に幅がある理由は、動画制作の料金は「長さ(尺)」と「演出」によって決まるからです。

詳しくは次の項目「目的別の費用」で後述しますが、「演出」という点で大まかに分けると以下のようになると覚えておいてください。

・テンプレートに沿って作る
→5万円~30万円

・オリジナルの演出を加えて少し凝った動画にする
→30万円~80万円

・完全オリジナルのクオリティの高い動画にする
→80万円~200万円以上

 

クライアントの予算が決まっている場合は「削る」

動画制作ではクライアントの予算が決まっているケースが多いです。

そのため予算オーバーの場合には、いずれかの費用を「削る」ことになります。

安いスタジオに変更する、プロのキャストではなく社員に出演してもらう、動画素材の一部を自社で用意してもらうなど、削れる部分がないか見直して費用を抑えましょう。

 

【おすすめ】補助金とセットで提案する方法

動画制作の費用を抑えるのにおすすめの方法が、補助金です。

動画制作の費用に使える補助金があるからです。

代表的なものだと、以下のような補助金があります。

補助金名称 主催元 補助金額
J-LOD 映像産業振興機構 経費の1/2 (上限1,000万円)
小規模事業持続化補助金 日本商工会議所 経費の66%~75% (50万~200万円)
事業再構築補助金 経済産業省 経費の30%~75% (100万~1億円)

他にも、地方自治体が行っている独自の助成金制度もあります。

 

僕も過去に補助金をセットに提案して、110万円/税込の動画制作案件を受注したことがあります。

 

ちなみに補助金をもらうには申請書類作成が必要です。

自分でやるのは大変ですし時間がかかるので、中小企業診断士や社労士など、コンサルタントの方に書類作成をお願いするのがおすすめです。

 

動画制作・編集の料金相場・費用【目的別】

動画制作・編集の費用が決まる項目は「企画費+人件費+諸経費」ですが、料金相場は、動画の目的によって変わります。

動画の目的が違うと、動画を作るまでの工程や工数がそれぞれ違うからです。

一覧にすると下記の通りです。

動画の目的 相場 (1本あたりの制作費用)
①Youtube動画 5000円~50万円
②商品・サービス紹介 10万~200万円以上
③企業・お店・学校紹介 10万~200万円以上
④採用動画 10万~200万円以上
⑤セミナー・イベント 3万~50万円以上
⑥アニメーション動画 10万~300万円以上
⑦研修用動画 5万~200万円

ちなみに上記は制作会社の相場になります。

1人で活動するフリーランスの動画クリエイターの場合は、上記の金額の6~7割くらいが相場と思って大丈夫です。

 

それぞれの料金相場について、順番に解説していきますね。

 

①Youtube動画の料金相場・費用

Youtube動画の料金相場は、5,000円~50万円ぐらいです。

料金相場に幅があるのは、仕事内容によって違うからです。

内容 相場 編集期間
編集のみ 5000円~3万円/本 1日~1週間
+企画・構成・撮影 3万円~10万円/本 1~2週間
+チャンネル運用、分析、コンサル 20万円~50万円/月 月次運用

 

Youtube動画の編集作業のみなら、5,000円~3万円/本くらいが相場ですね。

撮影、企画、構成なども担当する場合は3万円~10万円/本、チャンネルの運用やコンサルもやる場合には20万円~50万円くらいが相場です。

それぞれの料金相場の内訳を解説しますね。

 

編集のみ (5,000円~3万円の相場)

Youtube動画の制作の中で一番時間がかかる「編集作業」です。

編集作業の料金相場は、編集内容と動画の尺によって変わります。

Youtube動画の編集内容は主に、

  • カット編集
  • BGM・効果音挿入
  • 画像・イラスト
  • テロップ挿入

といった作業が基本になります。

ただ他にも、サムネイル作成、アノテーション挿入(動画内にリンクを設置する)といった編集作業があることも。

そのため、編集内容ごとに料金を決めておくと良いですね。

また動画の長さ(尺)によっても、かかる時間が変わります。

Youtube動画は大体5~10分程度の尺に収めることが多いです。

基本作業のみ+5分~10分尺の動画編集なら、5,000円~10,000円くらいが相場です。

10分以上の尺の場合は追加料金を設定するといいでしょう。

逆に短い1分動画「Youtubeショート」「Tiktok」の場合は、3,000円/本が相場ですね。

 

+企画・構成・撮影 (3万円~10万円の相場)

動画の企画・構成・撮影から担当する場合は、編集費用以外に、企画費と撮影にかかる人件費をプラスします。

相場は3万~10万円/本ぐらいですね。

ちなみに、企画や構成まで任せてもらうためには、動画マーケティングのスキルが必要です。

どんなYoutube動画が伸びるのか、商品やサービスを売るにはどんな動画が必要かなど、Youtube動画の市場や多くの動画事例を見て勉強しましょう。

Youtube動画制作のほぼ全工程をやるわけなので、サムネイル作成や動画の公開設定まで行うパッケージプランにすると良いですね。

 

+チャンネル運用、分析、コンサル (20万~50万円の相場)

Youtubeチャンネルの運用方法、制作動画のアドバイス、コンサルティングまで担当する場合は、月20万~50万円ぐらいが相場です。

コンサルティングは分析業務も行います。

Youtubeの視聴者の性別、年齢、視聴履歴などを細かく分析して、動画の内容修正やターゲットの変更などのアドバイスもしていきます。

高度なスキルと経験が必要なので、相場も高めです。

金額は動画の本数ではなく、月次運用で料金をいただく形になりますね。

 

Youtube動画制作の原価を下げるコツ

動画制作・編集者としては原価を下げたいですよね。

そのためには、撮影や編集作業の工数を減らす工夫が必要です。

Youtube動画制作の工数を減らすには、以下のような方法があります。

  • テンプレートを利用する・作る
  • 撮影場所を固定させる

 

テンプレートを利用する・作る

テンプレートを利用する、または作ってしまえば、動画編集の作業時間を減らせます。

Youtubeには、ビジネス系、美容系、バラエティ系など、様々なジャンルがありますが、ジャンルごとにテンプレートやパターンを決めておけば編集時間を減らせます。

特にYoutubeの編集のみの場合は、単価が安いので、テンプレを利用して1本あたりの工数を減らして、数で稼いでいきましょう。

 

撮影場所を固定させる

撮影も担当する場合は、撮影場所を固定するのも一つの方法です。

毎回違う場所で撮影するのは、場所探しの時間や、移動費用もかかってしまうからです。

クライアントがスタジオ代はかけられない、でもキレイな場所で撮りたいという場合には、グリーンバックを使うのもおすすめですね。

グリーンバックを用意すれば、殺風景な場所でも背景が変えられますからね。

室内動画は撮影場所を固定すれば、1回の撮影で何本も動画が撮れるのもメリットです。

 

② 商品・サービス紹介動画の料金相場・費用

商品・サービス紹介動画の料金相場は、10万~200万円以上と幅があります。

Youtubeなどで流れる動画広告がこれに当たりますね。

商品・サービス紹介の動画は「アニメ」か「実写」かで分類され、それぞれの内容やクオリティによって相場が変わるからです。

以下にまとめました。

実写動画の相場について

内容 相場 動画の尺 撮影状況 制作期間
価格重視 10万~30万円 2分程度 撮影場所:1カ所
キャスト:社員
機材:カメラ1台
約1ヶ月
分かりやすく質の高い動画 30万~80万円 2分程度 撮影場所:1~2カ所
キャスト:社員
機材:カメラ2台
約1~1.5ヶ月
役者を入れて質と見栄えのいい動画 80万~200万円 2分程度 撮影場所:1~2カ所
キャスト:役者・モデル
機材:カメラ2台
約1.5~2ヶ月
完全オリジナルの本格的な動画 200万円~ 2分程度 条件による 3ヶ月~

相場の違いは、「撮影スタッフの数」「撮影場所の数」「プロの役者を使うか」などです。

クライアントから、どんな動画を作りたいか、予算はいくらぐらいかをヒアリングして、何パターンかの料金プランを提示できたらいいですね。

尚、商品・サービス紹介の動画は、次で紹介するアニメ動画で作ることがほとんどです。そのため実写の料金の目安は、上記表のみにとどめておきます。

 

アニメ動画の相場について

内容 相場 動画の尺 アニメの質 制作期間
既存イラストのみ 10万~30万円 15秒~30秒 1ヶ月~
オリジナルイラスト+簡単なアニメーション 30万~100万円 30秒~60秒 1.5ヶ月~
オリジナルイラスト+滑らかな動きにする 100万~200万円 1分以上 2ヶ月~
フレームバイフレーム 200万円~ 1分以上 3ヶ月~

相場の違いは、アニメの質、クリエイターのスキルの差ですね。

上の3つについてはモーショングラフィックスですね。

文字やロゴ、イラストなどに動きや音をつける手法です。

テレビや映画で目にするようなアニメのクオリティに仕上げるのがフレームバイフレームです。キャラクターなどを1コマずつ動かして、映像を制作します。

 

既存イラストのみ (10万~30万円の相場)

予算が限られている、低価格で作ってほしいといった場合には、既存イラストのみでアニメ動画を作るのがベターですね。

既存イラストのみで15秒~30秒のアニメ動画をつくるなら、10万~30万円ぐらいが相場ですね。

制作期間はどれくらいかかりそうか、自分で目星をつけて料金設定しましょう。

 

オリジナルイラスト+簡単なアニメーション (30万~100万円の相場)

商品・サービス紹介動画の依頼で一番多いのが、オリジナルイラストを加えたアニメーション動画です。

フリーランスの動画クリエイターが受注できる内容です。

イラストレーターにオリジナルの絵を制作してもらう必要があるので、絵の質や数によって相場が変わりますね。

動画の長さが30秒~60秒ほどで、アニメーションがシンプルな動きで、オリジナルの絵の数も少なければ30万円~が相場でしょう。

商品やキャラクターなどの数が多くなるにつれて料金を上げていく形が良いですね。

 

オリジナルイラスト+滑らかな動きにする (100万~200万円の相場)

動画の長さが1分以上、オリジナルイラストで動きが滑らかなアニメ動画の場合は、相場は100万~200万円ぐらいになります。

とにかくクオリティ重視、企業ブランディングしたいといった企業は、100万円以上の予算をかけるところが多いです。

スキルの高いフリーランスであれば受けれる仕事かもですが、だいたいが中小規模の制作会社が受ける仕事ですね。

3DやCGを組み合わせたものだと、200万円近くする費用を提示する制作会社もいますね。

制作したオリジナルキャラをグッズ化したいと考える企業も多いですが、その場合は、アニメーターに支払う権利料が発生します。

 

フレームバイフレーム(200万円~の相場)

テレビや映画のようなクオリティを想定した場合、制作費用は200万円以上が相場になります。

制作期間も3ヶ月以上かかることが普通で、場合によっては1000万円を超えることもあり、制作費用に天井はありません。

大規模な制作会社しか受けれない仕事ですね。

 

商品・サービス紹介動画の原価を下げるコツ

商品・サービス紹介動画の原価を下げるコツは以下のとおりです。

  • アニメ動画
    →情報量・メッセージを減らす
  • 実写動画
    →キャストは社員を用意、撮影時間を短縮する

 

アニメ動画

アニメ動画の場合は、秒数が短ければ工数を減らせます。

そのため、伝えたい情報量やメッセージはできるだけ減らして動画時間を短くすれば、費用を安く抑えることができます。

情報やメッセージを凝縮させて、30秒のアニメ動画に抑えられるようにしましょう。

 

実写動画

実写動画の原価を下げる場合は、撮影にかかる人件費を削りましょう。

まずは、出演するキャストはプロではなく社員を用意できないか調整することから。

また、撮影が必要となる部分も既存の写真のスライドで代替えできれば、撮影時間の短縮→撮影費用の削減できます。

 

③企業・お店・学校紹介動画の料金相場・費用

企業・お店・学校紹介動画の料金相場・費用は、10万~200万円以上が相場です。

動画の内容によって撮影工数が変わるからですね。

内容 相場 動画の長さ 撮影状況 撮影~完成まで制作期間
画像のスライドショー 10万~ 2分程度 撮影なし 1週間~
インタビュー&社内風景 20~80万円 2分程度 ロケ:社内
演者:社員
機材:カメラ1台
1ヶ月~
仕事密着・コンセプト動画 80万円~200万円 3分程度 ロケ:社内
演者:社員・プロ
機材:カメラ2台
1.5ヶ月~
CG演出・特殊演出 200万円以上 3分程度 ロケ:複数
演者:社員・プロ
機材:カメラ2台
2~3ヶ月以上

相場は上記の通りです。

料金の違いは、撮影の有無や撮影の規模によって差が出ます。

動画制作の流れとしては、企画(台本、キャスティング、ロケハン)→撮影→編集(ナレーション、BGM等)という形で、内容によって制作期間にも差が出ます。

 

画像のスライドショー(10万~の相場)

画像のみのスライドショーの動画は、写真素材をクライアントに用意してもらって、撮影無しの編集のみで仕上げます。

とにかく安く動画を作りたいという希望の場合、画像のスライドショーの動画の提案をしましょう。

 

インタビュー&社内風景(20万~80万円の相場)

社員のインタビュー、社内風景など、社内の雰囲気を知ってもらうための動画は、一から撮影を行うので、料金は20万~80万円が相場になります。

会社の規模やキャストの数などによって撮影工数が変わるので、料金の差が出ます。

 

仕事密着・コンセプト動画(80万~200万円の相場)

演出にこだわった動画を作る場合には、80万~200万円が相場です。

仕事に密着した動画や、ドラマのような演出をして企業の想いを伝えるコンセプト動画などですね。

演技のできるプロの演者を起用して、ドローンによる撮影など、機材や演出にこだわると、料金相場も上がっていきます。

 

CG演出・特殊演出 (200万円以上の相場)

CGを使った特殊演出をして、インパクトの強い動画を作る場合には、相場は200万円以上になります。

演出によって制作期間も3ヶ月以上かかるので、料金もそれによってピンキリです。

 

企業・お店・学校紹介動画の原価を下げるコツ

紹介動画の原価を下げるコツは以下の通りです。

  • 撮影にかかる部分を削る
  • 出演者は自社で用意する
  • 動画の長さを短くする

 

撮影にかかる部分を削る

まずは、撮影で削れる部分があるかどうか考えましょう。

実写動画の費用は撮影経費が大きく関わるからです。

そのためには、撮影予定だった部分を既存の写真に代用したり、移動をなくしてロケ地を一つに絞るなど、撮影の時間を減らすのが有効です。

 

出演者は自社で用意する

演者はプロではなく自社で用意するのも有効です。

自社で用意すれば無料ですし、プロの演者を使うと費用が増えるからです。

演者を探す手間や時間も減らすことができます。

 

動画の長さを短くする

動画の長さを短縮すれば、その分料金は安くできます。

動画の長さを短縮するには、伝えるメッセージを絞りましょう。

メッセージが多くなるほど動画の時間は長くなってしまうからです。

30秒の動画であればメッセージは1つか2つ、60秒~120秒の動画であればメッセージは最大でも3つまでが理想です。

それ以上多くなると、何が言いたいのかよく分からない動画になってしまうからですね。

ナレーションも60秒で180文字までが目安なので、メッセージは最も重要なところだけに絞って動画を作りましょう。

 

④ 採用動画の料金相場・費用

採用動画の料金相場・費用は、10万~200万円以上が相場です。

動画の内容によって撮影規模が変わるからですね。

内容 相場 動画の長さ 撮影状況 撮影~制作期間
インタビュー 10万円~30万円 2分程度 ロケ:1カ所
キャスト:社員
機材:カメラ1台
2週間~1ヶ月
インタビュー&社内風景 30万~80万円 3分以内 ロケ:2カ所
キャスト:社員
機材:カメラ1台
1ヶ月~
社員密着取材 80万~200万円 オリジナル ロケ:2カ所~
キャスト:社員・プロ
機材:カメラ1~2台
1.5ヶ月~
ドラマ仕立て動画 200万円以上 オリジナル ロケ:3カ所~
キャスト:プロ
機材:カメラ他多数
2ヶ月以上

インタビューがメインの採用動画であれば、ロケ地も社内だけで済むケースが多く、動画の長さも短めなので、料金は抑えめですね。

ただ、社員密着の動画やドラマ仕立てになると、撮影場所が増えたりプロのキャストが必要になるため、料金は高くなります。

 

インタビュー (10万~30万円の相場)

社員インタビューをつなげていく採用動画は、10万~30万円が相場です。

とにかく安く採用動画を作りたいといった場合には、インタビュー動画が最適な提案です。

社内の空いたスペースで撮影できて、カメラも固定なので撮影技術も要らないため、費用を抑えて撮影できます。

 

インタビュー &社内風景(30万~80万円の相場)

社員インタビューと社内風景まで紹介する動画は、30万~80万円が相場です。

社内風景の撮影は、入社したあとの職場のイメージを伝えることができるので、採用後のミスマッチも防げる動画になります。

インタビューと社内風景の撮影があるので、撮影期間は1~2日くらいが目安になります。

 

社員密着取材 (80万~200万円の相場)

仕事をしている社員や風景を密着取材する動画の相場は、80万~200万円が相場です。

イメージとしては、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」、TBSの「情熱大陸」のような感じですね。

会社や仕事について、よりリアルに伝えられるため、事業内容や企業の想いをしっかり理解してもらうことができます。

回想シーンなどでプロの演者を起用すると、動画のクオリティも一気に上がります。

引きの絵だったり、様々な角度からの撮影も必要で、撮影は3日程度かかることが多いです。

 

ドラマ仕立て動画 (200万円以上の相場)

ドラマ仕立ての動画は、200万円以上が相場です。

台本を作って、プロの役者を起用して、再現ドラマの動画を撮るからです。

企業のメッセージを伝えることができて、かつクオリティの高い動画でブランディングにも効果があります。

台本作り、キャスティングなど、準備~制作~完成までには3ヶ月以上はかかるイメージです。

 

採用動画の原価を下げるコツ

採用動画の原価を下げるコツは以下の通りです。

  • 撮影にかかる部分を削る
  • 出演者は社員で用意してもらう

 

撮影にかかる部分を削る

採用動画の制作費用でウェイトを占めるのが撮影です。

撮影にかかる人件費や機材費などを削れないか見直してみましょう。

フリーランスの動画クリエイターであれば、撮影~編集まで全て自分一人で行えば人件費が削れますね。

また、ロケ地は社内のみ、また撮影予定だった部分をスライドショーに変更するなど、撮影時間の短縮も有効です。

 

出演者は社員で用意してもらう

採用動画は社員を用意してもらいましょう。

プロの役者を使うとお金がかかるからです。

ただ社員の場合だと、その人が退職したときに使わないでほしいと言われたりして後々揉めるケースがあります。

キャストを決める場合には、クライアントと相談して決めましょう。

 

⑤ セミナー・イベント動画の料金相場・費用

セミナー・イベント動画は、3万~50万円が相場です。

撮影規模や状況によって変わるからです。

内容 相場 動画の長さ 撮影状況 制作期間
観客0人
(配信用・ウェビナー)
3万~15万円 30分程度 カメラ1台固定 1~2週間
観客~50名
(セミナー)
15万~30万円 60分程度 カメラ2台程度 1ヶ月~
観客100名以上
(イベント)
50万円以上 60分以上 カメラ3台以上、他音声機材等 1.5ヶ月~

上記にプラスして会場費がかかる場合もあります。

セミナーやイベント動画は、無観客のウェビナーの撮影から、観客の数によって撮影規模が変わってくるので、料金の相場に差が出ます。

また撮影と同時にライブ配信を行う場合には、別途費用が必要になります。ライブ配信は失敗が許されないため、機材準備や人の数も必要になり料金も高くなります。

 

観客0人(配信用・ウェビナー) 3万~15万円の相場

観客0人の配信用動画は、3万~15万円が相場です。

撮影自体はカメラを三脚に固定して行うので、撮影費用は安くなります。

ただ編集内容によっては料金に差が出ます。

音楽やナレーション、資料の挿入など、編集にかかる作業が多ければ料金は高くなっていく感じですね。

 

観客~50名(セミナー) 15万~30万円の相場

観客のいるセミナー会場で講師を撮影する場合は、15万~30万円が相場です。

撮影スタッフの数が増えるからです。

セミナー会場全体と講師を追うカメラ2台必要になり、カメラマンの他にアシスタントも必要になります。

また動画内に写真やパワーポイントの資料の挿入、BGMやナレーションといった演出も加えると、編集作業が多くなるので、料金も高くなります。

 

観客100名以上(イベント) 50万円以上の相場

観客100名以上のセミナー、立食パーティーなどのイベントなど、大規模な会場の場合は、50万円以上が相場になります。

撮影機材の数、音声機材も多数必要になるからです。

観客の人数が多くなると、全体を撮るカメラの他に、手持ちで登壇者や観客を追うカメラが2台以上必要になります。

また大規模セミナーは映像よりも音が重要なので、登壇者の声を拾うためのピンマイクの数も多数必要になります。

人と機材の量が増えるごとに料金に差が出ます。

 

⑥ アニメーション動画の料金相場・費用

アニメーション動画は、10万~300万円以上が相場になります。

演出や表現の違いで工数は変わるからです。

アニメーション動画は下記の9種類に分けられます。

内容 相場 制作期間
スライドショー 10万~30万円 2週間~
モーショングラフィックス 30万~200万円 1.5ヶ月~
タイポグラフィックアニメーション 40万~50万円 1.5ヶ月~
会話劇 50万~80万円 1.5ヶ月~
ホワイトボードアニメーション 50万~100万円 1.5ヶ月~
モンタージュアニメーション 80万~90万円 1.5ヶ月~
パラパラ漫画 80万~150万円以上 2~3ヶ月
アイソメトリックアニメーション 100万円~ 2~3ヶ月
フレームバイフレーム 300万円以上 3ヶ月~
3Dアニメ 300万円以上 3ヶ月~

アニメーション動画といっても、表現方法は上記のように様々あり、それぞれの相場にも差があります。

普段テレビや映画で見ているアニメは「フレームバイフレーム」で、それ以外は「モーショングラフィックス」という種類に分けられます。

モーショングラフィックスは、動きがカクカクとしたYoutubeの動画広告などに出てくるアニメーションですね。

 

スライドショー (10万~30万円の相場)

スライドショーは既存のイラストを組み合わせて作るアニメ動画で、10万~30万円が相場です。

とにかく安くアニメーション動画を作ってほしいといった方には、スライドショーの提案がおすすめですね。

 

モーショングラフィックス (30万~200万円の相場)

モーショングラフィックスはロゴやイラスト、文字・図形・写真などに動きや音を加えた動画です。

カクカクとした動きで、滑らかな動きはないですが、料金も安く動きのあるアニメ動画が作れます。

ロゴやイラストなどをイラストレーターに頼んでオリジナルの絵を作ってもらうと、30万円ほどの料金が相場になります。

有名なイラストレーターに頼むと、50万円程度が相場になります。

クオリティを重視する場合には、それ以上の料金がかかります。

 

タイポグラフィックアニメーション (40万~50万円が相場)

タイポグラフィックアニメーションは、文字を動かしたアニメ動画です。

無形サービスの紹介動画、イベントの告知やWebCMなどに向いています。

ロゴやテキストなので、イラストを含めたアニメ動画よりも料金も抑えめで、相場は40万~50万円程度になります。

 

会話劇 (50万~80万円の相場)

会話劇はキャラクターが喋る動きをしながら解説するアニメ動画です。

有名なものだと「紙兎ロペ」が代表的なアニメ動画です。

動画制作費だけの相場は50万~80万円になります。

ただ有名なキャラクターの場合は使用料金が別途かかります。

また会話劇に必須のナレーションによってクオリティも変わるため、相場はそれぞれです。

 

ホワイトボードアニメーション (50万~100万円の相場)

ホワイトボードアニメーションは、白の背景画面に手書きで絵や文字を書いてくアニメ動画です。

会社の商品・サービス紹介などに最適なアニメ動画で、動きがあって視聴者を飽きさせなく、また分かりやすい動画になります。

オリジナルのイラスト、ナレーション、BGMなどで演出を加えていくため、求めるクオリティによって料金が変わりますが、50万~100万円が相場になります。

 

モンタージュアニメーション (80万~90万円の相場)

モンタージュアニメーションとは、画像やイラストの静止画を切り取りアニメーションにした動画のこと。

文字と静止画に音楽をのせたアニメーションなので撮影の必要がないため、実写動画よりも安く制作できます。

30秒程度の動画で40~50万円が相場ですが、画像の装飾だったりCG演出の量だったりで料金はそれ以上になります。

 

パラパラ漫画 (80万~150万円の相場)

パラパラ漫画は何枚もの絵をパラパラと連続で動かすアニメーション動画です。

お笑い芸人の「鉄拳」の動画で有名ですね。

手書きイラストがやさしい雰囲気で、ドラマチックにメッセージを伝えることができます。

結婚式や、企業紹介などにも使われる動画です。

漫画なだけに絵の枚数が多ければ料金も高くなります。

 

アイソメトリックアニメーション (100万円~の相場)

アイソメトリックアニメーションとは、斜め上から全体を見るようなデザインの動画です。2.5D動画とも言われています。

企業の商品やサービス紹介などに使われる動画で、事業内容やサービス内容についてイメージしやすくなります。

1分程度の動画で100万円~が相場で、3DCGを使った動画よりも安く抑えることができます。

ただイラストがない場合は、イラスト作りから必要になるので料金も高くなります。

 

フレームバイフレーム (300万円~の相場)

フレームバイフレームは、テレビアニメや映画で見ているようなクオリティのアニメーションです。

企業のブランディング、テレビCMなどで使われることが多いです。

相場は300万円~としていますが、有名なキャラクターとコラボする場合にはそれなりの金額がかかりますし、制作費以外に権利料も発生します。

 

3Dアニメ (300万円~の相場)

3Dアニメは、三次元のアニメーション動画です。

3DCGの制作は高額ソフトが必要で時間がかかるため、相場も高めです。

ただ、一度作った3Dのキャラクターは使いまわしができるので、同じ会社で他の動画に使う場合には費用を抑えることができます。

 

アニメーション動画の原価を抑えるコツ

動画の尺を短くすることです。

アニメーション動画は尺が長くなるほど制作時間と工数がかかるからです。

料金を抑えたいなら30秒以内のアニメにすること、長くなっても60秒以内にしましょう。

尺を短くするためには、伝えたい情報やメッセージを1つか2つにまとめること。

メッセージをまとめると視聴者に刺さる動画が作れるメリットもあり、料金も安く抑えられて満足度も高くなりますよ。

 

⑦ 研修用動画の料金相場・費用

研修用動画は、5万~200万円が相場になります。

以下のように、動画の種類によって相場も異なります。

動画の種類 相場
セミナー形式 5~15万円
マニュアル形式 5~30万円
ドラマ形式 80~200万円

 

セミナー形式 (5~15万円の相場)

セミナー形式の動画は、講師役の人が、大人数の社員に対して話す形の動画です。

撮影方法は、三脚とカメラ1台で、講師役の人がカメラに向かって説明しているところを撮影します。

撮影はカンタンなので相場も安いです。

テロップ入れや編集作業のボリュームにより料金に差が出ます。

 

マニュアル形式 (5万~30万円の相場)

マニュアル形式は、作業マニュアルを解説する動画です。

例えば、接客の仕方、サービスの提供方法など、細かい動きやジェスチャーなどがある場合は、文章と写真よりも動画で説明したほうが分かりやすいです。

基本的にはカメラ1台を固定して撮影、編集は字幕テロップ、ナレーションを付け加えたりもします。

料金は5~15万円くらいが相場です。

ただ、クオリティを上げるためにカメラを増やして撮影したりすると、カメラマンの人件費や編集作業も多くなるため、10~30万円の相場感になります。

 

ドラマ形式 (80万~200万円の相場)

ドラマ形式は、社員の密着取材、またプロの役者を起用して業務内容をドラマ仕立てで解説する動画です。

ストーリー性があるため、見る人が飽きないというメリットがあります。

ドラマなので演出にこだわる分、撮影や編集にかかる工数も多くなるため、80万円~が相場になります。

また有名な役者さんを起用したり、撮影場所や機材などにこだわれば、それ以上の費用がかかります。

 

まとめ:相場をチェックして、自分だけのメニューや価格表を作ろう!

今回は、動画制作・編集の料金相場を解説しました。

動画の目的別で一覧にすると下記の通りです。

動画の目的 相場 (1本あたりの制作費用)
①Youtube動画 5000円~50万円
②商品・サービス紹介 10万~200万円以上
③企業・お店・学校紹介 10万~200万円以上
④採用動画 10万~200万円以上
⑤セミナー・イベント 3万~50万円以上
⑥アニメーション動画 10万~300万円以上
⑦研修用動画 5万~200万円

上記は制作会社の相場になるので、1人で活動するフリーランスの動画クリエイターの場合は、上記の金額の6~7割くらいが相場です。

動画制作や編集スキルを身につけても、営業しなければ仕事は取れません。

営業して話が進んだとしても、料金が提示できなければ話は終わってしまいますし、相場と違う料金では信用を失くしてしまいます。

また動画の仕事依頼は急に来たりします。

そのため今回の料金相場を参考にして、自分なりにメニューや料金表を作っておきましょう。

それでは今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

  • この記事を書いた人

テル

SEOが好きな39歳 |【経歴】新卒→ブラック企業→転職失敗→月収8万実家暮らし▶︎うつ病経験あり▶︎副業でSEOアフィリエイトを始める▶︎最高月400万稼げたSEOスキルで様々な副業に成功 ▶︎web制作、動画編集、レンタルスペース4店舗運営「えこてん」 ▶︎ 年商2000万レベル ▶︎ 毎日ブログ書いてます↓↓

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