動画編集を始めたばかりのあなたは、「音楽や効果音ってどこで手に入るの?」と疑問に思ってるんではないでしょうか。
そして、できれば最初はお金をかけずに「無料」で使えるものがいいですよね。
そこで本記事では、無料で使える動画編集におすすめの音楽サイト、効果音サイトを紹介します。
この記事を書いている僕は動画編集で200本の納品実績があり、様々なジャンルの動画編集に携わってきました。
最適な音楽や効果音が挿入できれば、動画の雰囲気がより見やすく、分かりやすく伝えられます。
この記事では全部で13サイト紹介しますが、あなたが求める音楽や効果音が探しやすいよう、各サイトの特徴もお伝えするので、素材探しの参考にしてくださいね。
それでは参ります。
【無料】動画編集におすすめのフリー音楽・BGM・効果音サイト13選
下記の13サイトです。
- Youtube Audio Library
- 甘茶の音楽工房
- ノスタルジア
- 騒音のない世界
- DOVA-SYNDROME
- SHW
- Music-Note.jp
- 魔王魂
- Mus Mus
- HURT RECORD
- 効果音ラボ
- Oto Logic(旧Music is VFR)
- BGMer (ビージーエマー)
各サイトの特徴について解説します。
① Youtube Audio Library
サイト | Youtube Audio Library |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 一部必要 |
Youtube Audio Libraryは、Youtube公式の無料の音楽素材サイトです。
Youtubeのアカウントを持っていれば誰でも使えるサイトで、Youtubeにアップする動画はもちろん、Youtube以外の動画にも使用可能です。
音楽やBGMは豊富に揃っていて、効果音を探すのにもおすすめです。
また「ジャンル」「気分」といった動画の雰囲気に合わせて楽曲を検索できるので、しっくりくる音楽が見つけやすいです。
人気Youtuberも多数使用しているので、動画編集初心者の方は、まずはここから音楽や効果音を探してみましょう。
② 甘茶の音楽工房
サイト | 甘茶の音楽工房 |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 任意 |
甘茶の音楽工房は、サイト管理人の甘茶氏が自作したBGMが揃っているサイトです。
特徴は、様々なジャンルから動画の雰囲気に合わせた曲を選べる点。
例えば、「明るい」「シリアス」「疾走感」など、それ以外にも沢山のジャンルの中から、あなたが求める楽曲を見つけることができます。
その他にも「検索機能」が充実しているので、求めている音楽がうまく言葉にできない場合や、探し方が分からない人にもおすすめのサイトと言えます。
デメリットとしては、2019年から最新のBGMが配信されていない点ですが、今までの楽曲の中で雰囲気に合うものがないか探してみてください。
③ノスタルジア
サイト | ノスタルジア |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 任意 |
ノスタルジアは、前述した「甘茶の音楽工房」の管理人「甘茶」氏が運営しています。
甘茶の音楽工房のアレンジ曲を中心に、クラシック楽器を使ったアコースティックな音楽素材が多数揃っています。
上品な曲調なものが多いので、商品紹介動画、風景動画につけるBGMとしては、とても雰囲気の出る楽曲が見つかるでしょう。
またサイトも使いやすく検索機能も充実しているので、希望に沿った楽曲を見つけることができます。
こちらもデメリットとしては、2019年から最新のBGMが配信されていない点。今までの楽曲の中で雰囲気に合うものを探してみてください。
④ 騒音のない世界
サイト | 騒音のない世界 |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 任意 |
騒音のない世界は、バンド系のBGMを中心に公開しているフリーの音楽サイトです。
サイトの管理人さんはYoutubeチャンネルも運営しているので、そこで最新のBGMを聴くことも可能です。
毎月新曲が更新されているので、他と被らない楽曲が使用できます。
デメリットとしては、扱うBGMのジャンルが少ない点。
とはいえ、バンド系のBGMは豊富にあるので、バンド系BGMをよく利用する場合には、ぜひチェックしておいてください。
⑤ DOVA-SYNDROME
サイト | DOVA-SYNDROME |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 不要 |
DOVA-SYNDROMEは、作曲者として登録している人たちによって、提供されている音楽素材サイトです。
様々な分野の作曲家が登録しているので、目的やイメージに合った楽曲素地が見つかるはずです。
また、検索機能も充実していて、「楽曲の再生時間」でも音楽を探せるので、イメージ通りの楽曲が見つかるでしょう。
それと、楽曲数は1万曲以上あり、その他にも効果音などたくさんの音楽素材がダウンロード可能です。
⑥ SHW
サイト | SHW |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 不要 |
SHWは、和風系のBGMや、クラシックやオーケストラ系の楽曲が公開されているサイトです。
和風系のBGMでは、琴や三味線の音が用意されていて、無料とは思えないクオリティの高い楽曲が揃っています。
緊迫した雰囲気のBGMが多いので、ゲーム実況やバラエティ系の動画を探している人にはおすすめのサイトと言えます。
デメリットとしては、楽曲数は50曲ほどと少なめな点。
ですが、SHWで公開している楽曲は、製品への収録販売も許可されているなど、著作権フリーの音楽サイトの中でも、特に自由度が高いサイトになっています。
⑦ Music-Note.jp
サイト | Music-Note.jp |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 不要 |
Music-Note.jpは、ヒーリング系、近未来系、ファンタジー系のBGMが充実しているサイトです。
ゲームっぽいBGMが多く、壮大なスケールを感じさせるような曲調、ぴこぴこサウンド、学園系をイメージしたBGMなど。
ゲーム系以外のBGMは少なめですが、ゲーム系動画や、バラエティ系の動画にぴったりな音楽が見つかるでしょう。
⑧ 魔王魂
サイト | 魔王魂 |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 必要 |
魔王魂は、プロ作曲家の森田交一氏が運営するフリーの音楽サイトです。
有名Youtuberも多数利用しているサイトで、登録者数100万人を超える人気Youtuberの動画でも聞くことが多いです。
魔王魂には、フリーの音楽サイトには珍しく「歌唱あり」のBGMが用意されています。
オープニングやエンディングなどに合わせると、より動画を盛り上げることができます。
他にも、「ヒーリング」「ネオロック」「サイバー」など、様々なジャンルの中から検索できるので、求める音楽が見つけやすいです。
中でも、「ネオロック」はクオリティが高く、無料とは言えないレベルになっているので、ぜひチェックしてみてください。
デメリットは、クレジット表記が必要なので、ひと手間かかるのがネックです。
⑨ Mus Mus
サイト | Mus Mus |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 必要 |
Mus Musは、個人運営のフリーの音楽サイトです。
様々なジャンルの楽曲が揃っていますが、動画、ラジオ、ゲームなど、使用目的から楽曲を探すことができるので便利です。
Mus musで特に多いのは、電子音系やゲームBGMなど、ポップなBGMです。
そのため、ゲーム系Youtuberの方の動画にはおすすめのサイトと言えます。
また、オープニングやエンディングなどにぴったりな短いBGM「ジングル素材」も多く用意されているので、そうしたBGM素材を探している人にもおすすめです。
デメリットは、クレジット表記が必要なので、ひと手間かかるのがネックです。
⑩HURT RECORD
サイト | HURT RECORD |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 任意(Youtubeの場合は必要) |
HURT RECORDは、120人以上のサウンドクリエイターが楽曲提供しているフリーのBGMサイトです。
「登場」「料理」「雑談」など、シチュエーションテーマから曲が探せたり、クリエイターごとに曲を探すこともできます。
サイト内で月間ランキングで人気の曲を発表しているので、人気の曲からBGMを選ぶことも可能です。
また、有料プランにはなりますが、登録しているクリエイターに楽曲制作を依頼して、自分だけのオリジナルBGMを作ってもらうこともできます。
ただし、BGMをYoutube動画で使用する場合は、クレジット表記、サイト運営者への連絡などが必要になるため、その点を注意して使用しましょう。
⑪ 効果音ラボ
サイト | 効果音ラボ |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 不要 |
効果音ラボは、Youtubeでよく聞く効果音が揃っている、効果音に特化したフリー素材サイトです。
「演出・アニメ」「生活」「環境音」「ボタン・システム音」など、他にも8つのカテゴリーに分かれて効果音が揃っていて、「生活」のカテゴリーだけでも20種類以上の効果音が用意されています。
とにかく、ありとあらゆる効果音が揃っているので、欲しい効果音がきっと見つかるはずです。
効果音を探すなら、まずは効果音ラボで探しましょう。
⑫ Oto Logic(旧Music is VFR)
サイト | Oto Logic(旧Music is VFR) |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 必要 |
OtoLogic (旧Music is VFR)は、BGM、ジングル素材、効果音など、4000以上の素材が揃っているフリー素材サイトです。
中でも、効果音が充実していて、動物の声、乗り物音、家電、クイズ音、など、さまざまな効果音素材があります。
使用にはクレジット表記が必要ですが、有料でクレジット表記無しにできるプランもあります。
素材の数が多いので、このサイトを利用すればオリジナリティに溢れた動画に仕上げることができます。
⑬ BGMer (ビージーエマー)
サイト | BGMer |
商用利用 | ○ |
クレジット表記 | 任意 |
BGMerは、ジャンルや雰囲気、シチュエーション別に楽曲を探せるフリーの音楽サイトです。
楽曲数は約200件ほどですが、1曲につき、30秒前後のショートバージョン、5分前後のロングバージョンと、2つのパターンが用意されているので、動画の尺にあったBGMが選ぶことができます。
また、トップページからワンクリックでMP3データをダウンロードできるなど、使い勝手が良いサイトになっています。
動画編集におすすめのフリー音楽BGM・効果音サイト一覧
サイト名 | 商用利用 | クレジット表記 |
Youtube Audio Library | ○ | 一部必要 |
甘茶の音楽工房 | ○ | 任意 |
ノスタルジア | ○ | 任意 |
騒音のない世界 | ○ | 任意 |
DOVA-SYNDROME | ○ | 任意 |
SHW | ○ | 不要 |
Music-Note.jp | ○ | 不要 |
魔王魂 | ○ | 必要 |
Mus Mus | ○ | 必要 |
HURT RECORD | ○ | 任意 |
効果音ラボ | ○ | 不要 |
OtoLogic (旧Music is VFR) | ○ | 必要 |
BGMer (ビージーエマー) | ○ | 任意 |
クレジット表記について
クレジット表記が「必要」となっているサイトは、動画内か、Youtubeであれば概要欄に、「サイト名」「曲名」「作者」などを記載する必要があります。
各サイトによって、クレジット表記の定義が変わってくるので、クレジット表記が必要なサイトを利用する場合は注意してください。
動画編集のフリー素材 (音楽・BGM・効果音)を選ぶときのチェックポイント
動画編集のフリー素材(音楽・BGM・効果音)を選ぶときは、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- BGMの雰囲気は動画にマッチしているか
- BGMの尺は動画に合っているか
- 著作権
- 商用利用について確認
- 費用について
1.BGMの雰囲気は動画にマッチしているか
どんなに良いBGMだとしても、動画の雰囲気にマッチしていなかったら台無しです。
BGMが動画を邪魔してしまっては本末転倒なので、必ず動画の雰囲気に合ったBGMを選ぶようにしましょう。
2.BGMの尺は動画に合っているか
動画のイメージ合ったBGMでも、最適な長さやタイミングで流さないとイマイチな感じになってしまいます。
BGMが変にぶつ切りになったり、曲が短いとつなぎ合わせが不自然になってしまいます。
BGM選びは、曲の雰囲気と一緒に長さも確認して、テンポよく動画が見れるかチェックしましょう。
3.著作権
楽曲には著作権があります。
webサイトやYoutubeなどで勝手に拾った曲を使った場合、著作権侵害になる可能性が高いです。
著作権侵害の場合、相手側から訴えられて多額の賠償金を払う可能性も。
そのため、BGM探しは、著作権フリーのサイトを利用しましょう。
今回の記事で紹介したフリー素材サイトであれば問題ありません。
4.商用利用について確認
フリーの音楽素材サイトでも、商用利用を禁止しているサイトもあります。
または独自のルールで「有料」なら商用利用可能としているサイトもあります。
必ず利用規約を確認してから使用するようにしましょう。
今回の記事で紹介したフリー素材サイトは、全て商用利用可能です。問題ありません。
5.費用について
音楽の素材サイトは、この記事で紹介した以外にも沢山あります。
使用にはお金がかかる「有料」の音楽素材サイトもあり、曲ごとにお金がかかるサイト、または月額制のサイトなど様々です。
そのため、無料でBGMを使いたい場合には、本記事で紹介したサイトを利用するようにしましょう。
動画編集の音楽・BGM選びの注意点!
それは、「こだわりすぎないこと」です。
フリーの音楽サイトには沢山の楽曲があるので、求める最適なBGM探しについつい時間をかけてしまいがちです。
しかし、BGM探しに集中しすぎると、肝心の動画編集にかける時間がなくなってしまいます。
動画編集の仕事は報酬単価が決まっています。また動画編集の時間も確保しないと案件をこなせません。
そのため、BGM探しにこだわり過ぎる=収入が減る、という事になってしまいます。
もちろん適当に選ぶのはダメですが、BGM探しにかける時間を決めておくなどして、こだわりすぎないようにしてください。
動画編集で音楽を乗せるときの注意店
動画編集で音楽を乗せるときは「音量」に注意しましょう。
音量ゲージが振り切らない音量に調整することです。
音量ゲージを振り切ってしまうと「音割れ」の原因になってしまいます。
また撮影した動画と音楽を両方使う場合は、音声と音楽の音量のバランスを調整して、音量メーターが振り切らないよう調整してください。
また、トーク動画などのバックミュージックでBGMを乗せる場合は、話が聞こえやすいよう、できるだけ小さい音量に調整しましょう。
バックミュージックはあくまでもテンポよく動画を見せるためのものなので、話が聞こえづらい、話に集中できないとなっては本末転倒です。
聞こえるか聞こえないかぐらいで丁度良かったりするので、大きくなりすぎないように音量は調整しましょう。
まとめ
今回は、フリー音楽BGMサイト・効果音サイトを13選を紹介しました。
まとめると下記のとおりです。
- Youtube Audio Library
- 甘茶の音楽工房
- ノスタルジア
- 騒音のない世界
- DOVA-SYNDROME
- SHW
- Music-Note.jp
- 魔王魂
- Mus Mus
- HURT RECORD
- 効果音ラボ
- Oto Logic(旧Music is VFR)
- BGMer (ビージーエマー)
上記のサイトを一通り活用できれば、ほとんどのシチュエーションに合うBGMが見つかります。
動画編集には最適なBGM選びもスキルのうちなので、ぜひ活用してくださいね。
またBGM選びはこだわりすぎず、曲が決まったらすぐに編集作業にうつりましょう。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。